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マナはウチのAとの合同任務から、足繫なくAの病室に通っていた。
責任感が強い奴だから、一層罪悪感や己の無力を悔いているのだろう。配信もリスナーから心配の声が上がるほどだった。
一方Aは一週間が経つというのに未だ目が覚めていない。
一応リスナーには長期任務の旨を伝えているのだが、この理由がいつまで持つのかは分からない。
取り敢えずDyticaの面々も、配信でフォローを入れつつ冷静を取り繕えてはいるみたいだった。
「マナ、明日早いんでしょ?今日はもう帰りな、」
「ライ、ホンマごめん。もう少しだけ」
「何を気にしてるの?怪我させたとか思ってる?」
「っ、」
「怪我させたのは妖魔。マナじゃない」
「俺、ヒーローやのに…守れんかった。Aが咄嗟に行動せぇへんかったら、子供まで確実に死んでた」
「マナ、Aもヒーローだよ。守られる立場じゃなくて守る立場。Aも、勿論マナもその場でできる最善の行動をした。俺はウチの姫さんの尊厳も大切にしてほしい、かな」
「そう、よな…。ごめん、ライ。ありがと」
「起きたら無茶したこと、一発ぶん殴ってやろう!」
「はは!そうする。今日はもう帰るわ」
「オリエンスにもよろしくね」
「おぅ!」
マナはさっきよりもだいぶスッキリした面持ちで荷物を纏めて帰っていった。
窓から漏れる茜色の光は、一週間前よりマシになったAの顔を染める。
「マナは帰ったのか」
「ロウ、」
壁に寄り掛かり、夕日の光に目を伏せるのは同期の小柳ロウ。
「…じゃ」
「えぇ!?早すぎやしない?」
「別に任務の帰りに一瞬立ち寄っただけだから」
「そっか、」
そう言って立ち去っていく彼もまた、多少窶れた顔からAを心配しているのが目に見えて分かる。
そうだ。俺らの仲間が生死を彷徨っている。
心配してないわけ無い。勿論俺も。
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焼き餅もちもち(プロフ) - 美泳さん» 全然気付きませんでした…ご指摘ありがとうございます! (2月2日 22時) (レス) id: 2dcf268308 (このIDを非表示/違反報告)
美泳(プロフ) - コメント失礼します。概要のところに書いてあるヒーローたちの名前なのですが、akgくんだけ抜けてるように見えるます。気のせいでしたらごめんなさい。 (2月2日 8時) (レス) id: 69c64fedee (このIDを非表示/違反報告)
焼き餅もちもち(プロフ) - 仁科さん» ありがとうございます!ご期待のそえる出来になるか分りませんが、今日中に投稿めざして頑張っているので少々お待ち下さい! (1月27日 10時) (レス) id: 2dcf268308 (このIDを非表示/違反報告)
仁科(プロフ) - 成人式のお話とても楽しみです…!! (1月24日 22時) (レス) @page27 id: 81dc20dea8 (このIDを非表示/違反報告)
焼き餅もちもち(プロフ) - 左右田湊翔さん» リクエストありがとうございます!遅くなりそうですがやらせていただきます! (1月23日 20時) (レス) id: 2dcf268308 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちびーむ | 作成日時:2024年1月3日 21時