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ﾏﾝﾄﾞﾙ｢この小瓶が割れたらお前達は散れ｣
ﾋﾟｸｼｰ｢でも、どこに？｣
ﾏﾝﾄﾞﾙ｢お前達次第だ。なんならAの様に下界へ逃げ込んでもいいだろ｣
小瓶を握りしめるマンドル。
恐れるピクシー族たちはもう既に何名も逃げていた。
この小瓶が割れると強力な魔力を手に入れることが出来る。
しかしデメリットとして、自分を失うかもしれない。
それは死を象徴していた。
ﾏﾝﾄﾞﾙ｢はは…魔法戦争から600年も経ったぞ！エルーン族たちに復讐を！！｣
そしてそれをついに割った。
凄い勢いでピクシーたちは散り散りとなり、皆島の外へ離れていった。
光眩いマナはマンドルを囲うように真っ黒になる。
ﾄﾞﾗﾌ｢始まった！まさか今回始まるなんて思ってもなかったが｣
ｸｻﾞﾝ｢なんであんな黒いんだ｣
ﾄﾞﾗﾌ｢あれはルナの怨念のようなものだ。強力な魔法攻撃に気を付けろ！
できれば早いところAに片付けて欲しいものだが…｣
残念ながらまだ昼を回った頃。
月が登るまでの間なんとか繋ぐしかない。
ﾏﾝﾄﾞﾙ｢…ああ、馴染み心地の良いマナだ。
今ならなんでも出来る気がする。この島を下界に落とすことでさえも容易いかもな｣
一体どれほどの高さにあるユートピア島なのかわからないが、確実に皆死ぬ。
ｸｻﾞﾝ｢あー…それはいけねェな、じいさん｣
ﾏﾝﾄﾞﾙ｢!?き、貴様が人間か…魔力を感じないただの人間がこの問題に首を突っ込むのは良くない｣
ｸｻﾞﾝ｢Aちゃんが俺を信頼してお前の相手しろって。
それに魔力がなくても、俺は悪魔の実の能力者なんでね。
しかもそれなにり強いと思うぜ、俺｣
ﾏﾝﾄﾞﾙ｢黙れ人間!!!｣
全てを否定するようにマンドルは空気いっぱい手で薙ぎ払う。
ﾄﾞﾗﾌ｢旦那、危ねぇぞ！｣
その瞬間、ドラフ族が一瞬でクザンの元に駆け寄って強烈な防御魔法を繰り広げた。
背の高さを優に超える巨大樹はマンドルの一撃で見事に禿げてしまった。
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作者名：海原うに | 作成日時：2018年11月18日 22時
