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次の日はAは薬学に励んでいた。
初めてみたエルーン族の調合法にクザンは興味津々。
海軍本部にあった研究所とやや似てるが、
勝手に動くスプーンやフラスコなんて見ることない。
そしてAは必死にペンを走らせている。
どうやって分量よく調合しているのか……
ﾉｱ｢お師匠様！素材が足りなくなってしまいました…｣
｢なんの？｣
ﾉｱ｢カエルの干物です｣
なんとも。
ｸｻﾞﾝ｢それ、本当に調合としてなってるやつなのか？｣
｢うん｣
ﾉｱ｢あ、今更お師匠様のこと疑うんですか？
お師匠様は失敗しませんから！｣
｢する｣
ノアにデコピンしたA。
しかし確かに薬は怪しげな瓶に入って棚に綺麗に並べられている。
薬学はシュヴァという男に教えて貰ったのだろうか。
｢クザン使ってみる？｣
ｸｻﾞﾝ｢い、いや…カエルの干物入ってるしな｣
｢内臓とってる。湯煎したカエルの干物！
レモンと人参とキノコ…うーん、あとハーブ｣
ｸｻﾞﾝ｢どんな効果があるんだい？｣
｢安眠効果。クザン、眠り浅いから｣
気づかれていたみたいだが、この小瓶に入っている透明な液体は、
少なくとも絶対にカエルの干物が入っている。
小瓶を開けてみると、匂いはレモン。
ｸｻﾞﾝ｢…｣
｢じゃあ今日一緒に寝る！｣
ｸｻﾞﾝ｢それがいい｣
ﾉｱ｢ずるいですお師匠様を独占するんですか!?｣
ﾋﾟｸｼｰ｢どうでもいいから他所でやってくれ｣
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作者名：海原うに | 作成日時：2018年11月18日 22時
