第66話 ページ20
私の中の父さんの記憶は、いつも笑っている顔だった。
私が笑えば父さんも笑い、私が泣けば慰めようと笑顔で笑いかけてくれた。
でもその記憶も、ぷっつりと途絶えている。
なぜなら父さんは私の前から突然いなくなって、気付いた時には還らぬ人となっていたから。
そして父さんがいなくなってから、私の孤独が始まった。
「すまなかった…」
その声が余りにも悲しみを含んでいて、ああ、悲しかったのは私だけじゃないんだって思えたし、父さんはやっぱり家族なんだって再確認できた。
「気づいたらこの世界にいてな…本当にすまなかった」
『…父さんのせいじゃない』
私は首を横に振りながらそう答えた。
『確かに…父さんがいなくなった後は辛かった。でもこうして生きて会えた…私はそれだけでよかった…ほんとに…』
家族なんていないと思ってたから。父さんは死んだと思ってたから。だからこうして再会できることが私には幸せ以外の何者でもない。
「大きくなったな…A」
そう言って私を抱きしめる父さんの温もりはあの頃と何一つ変わらない温かさだった。
でもその温かさが、なぜかルフィと重なる。
皆んなは…ルフィは今何をしているんだろう。
ブレスレット、気づいてくれたかな。
「…戻りたいか？」
『え…？』
突然父さんにそう聞かれ、私は間抜けな声が出た。
「A…お前はルフィ君達のところに戻りたいか？」
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？？ - マリモってゾロの事じゃないの？ww (2022年8月27日 7時) (
レス) @page46 id: a460779ab3 (このIDを非表示/違反報告)
R - マリカマリモさん、マリモはコケみたいなヤツの塊ですよー (2021年11月28日 22時) (レス) @page46 id: ea655dc91f (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 思わず一気読みしてしまいました！とても考えさせられる物語で、途中の感動シーンで泣きそうになりました(T ^ T)素晴らしい小説をありがとうございます！これからも頑張ってください！！ (2020年8月15日 16時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
マリカマリモ - マリモって何？ (2020年1月4日 17時) (レス) id: 917dfc6071 (このIDを非表示/違反報告)
ナー(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます！こちらも読んでいただけたんですか…！感謝感激です…(T ^ T)自信のない作品でしたがそう言って貰えて良かったです！ありがとうございました！ (2018年10月27日 10時) (レス) id: a25e8ef1cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナー | 作成日時：2018年7月15日 17時
