11人11色 (ページ2)

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隣のクラスの彼(祥生) ページ2

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私には好きな人がいる

「ねねA、グミ食べる？」

隣の席の翔也？

「はあ1限ダルない？」

前の席の碧海？

『また汐恩遅刻？』

今日も安定に遅刻した汐恩？

ううん違う

私が好きなのは、、、

翔也「あ！祥生ー」

祥生「おお、！また汐恩遅刻なん？笑」

碧海「そうやねん笑笑」

祥生「あ、Aちゃんおはよう」

『お、大平くんおはようっ、！！』

そう彼、笑顔がふにゃふにゃしてて可愛い大平祥生くん

碧海「祥生今から体育なん？」

祥生「そやでー」

翔也「あそうだ、今日Aジャージ長袖忘れたらしいから祥生貸してあげてよ」

そういえば長袖忘れたんだった、、、

ちょちょまてよ！！！

そんなの無理！大平くんの貸してもらうなんて気が引ける

てか翔也私が大平くんのこと好きなの知ってて、面白がって言ってる絶対！

祥生「そうなん？ええでー」

『いやいや！申し訳ないよそんなの、、』

祥生「え、今日めっちゃ寒いねんで、？」

『いや、他の子に、』

貸してもらうからって言おうとしたら私の話を遮るように

翔也「じゃあ3限の前に長袖持ってきてねー」

おいおい！！！

『え、ちょっ、』

祥生「おん、了解ー」

そう言って小走りで教室を出ていった大平くん

翔也！！！私の心臓無くす気か！！！

『ねえ翔也！！！！』

翔也「恋のキューピットになってあげただけじゃん」

翔也「とにかく、ちゃんと貸してもらってね」

『分かったから』

2限目が終わった休み時間

廊下で彼を待つ

祥生「Aちゃーん！」

『大平くんっ』

祥生「はい、ちょっと汗臭いかもしれへんけど許して」

『全然！！大丈夫、！ほんとにありがとう助かる』

祥生「いえいえ」

『明日洗って返すね』

祥生「え、ええよ洗わんで」

『だって貸してもらったし、私も汗かくかもしれないし』

祥生「じゃあお願いします笑」

『はいっ！』

祥生「あのさ、大平くんって呼ぶのやめへん？」

『えっと、、、祥生くん、、？//』

私がそう言うと耳を赤くして下を向く彼

祥生「、、、うん、それがいい」

そうしてぽんぽんと私の頭を撫でるとじゃあと言って教室に戻っていく大平くん、、いや祥生くん

こんな不器用な私たちが付き合うのはもう少しあとのお話

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