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117* ページ19

大広間を出たあと、一期の後ろを歩きながら部屋を目指す。

何だろう...オーラ?
めっちゃ怒ってる。


いつも歩幅を合わせてくれていた事がよくわかりました。
スタスタ歩く彼に追い付けない。



『一期…早いよ…』


「...」


無視だもんなぁ...
仕方なくそのまま後ろを小走りで着いていけば部屋に着く。


後ろ手に閉められた扉に恐怖を抱きながら、向かい合わせに腰を下ろす。



「何故..名を語ってしまわれた?」


『信じて欲しくて…』


「まぁあなたの事ですからそうでしょうな。
もし隠されてしまったらどうするのですか?
今この瞬間とて例外ではない。」


『その時はその時だけど…
きっと大丈夫。』


ここに来た日に受け取ったガラス玉のついたネックレスを握りしめる。
常に付けていた、きっとお守りかなにかだ。


先程まで花火を見ていたのが嘘のように状況は一変した。
緩くなった浴衣は汗でべたつき、肌にまとわりつく。



「はぁ。
そのお守りは肌身離さずお持ちください。
あとはもう寝てください。」



なんだか扱われ方が雑だ。
いつもの一期を保てないほど、名前を教えたことはいけないことだったのだろう...


その後付き添われお風呂に入り、部屋で眠ることに。


『外で見張り?』


部屋の前で正座をする一期に訪ねればはいと頷かれる…


『今日も一緒に寝る?』


「不謹慎です。さっさと寝てください。」




.

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ゆり(プロフ) - 読んで涙が溢れた小説は初めてです…一期、夢主ちゃん…永遠にお幸せに(号泣) (2019年1月19日 2時) (レス) id: 95c2b4a6d3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あぅ(´;ω;`) (2017年9月13日 20時) (レス) id: df7ea9579c (このIDを非表示/違反報告)
みんみ - うわぁ…ほんとおもしろかったです!最後は切なくなるような感じで…。素敵な作品をありがとうございました! (2017年5月14日 20時) (レス) id: 0e00e03de5 (このIDを非表示/違反報告)
氷菓 - 完結お疲れ様でした。大包平も手に入れてうらやましいです。 (2017年1月1日 11時) (レス) id: 715ff3149b (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - 完結お疲れ様です!結構読むの楽しみにしてた小説なので完結となると少し寂しい気がしますね(笑)あと完結してから言うのもなんですが126話で小狐丸の名前が子狐丸になってますよ〜(´∀`* (2016年12月31日 13時) (レス) id: ac7f4ba26a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モカ | 作成日時:2016年8月23日 23時

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