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110*重罪 ページ12

自室にいたお父さんは胸を一突きされていたそうだ。

そこに行こうとするも長谷部さんと歌仙、一期にも見るべきではないと止められた。


政府警察、この本丸を担当するこんのすけと言う狐が来ているそうだ。




「こんな惨い事を..
主はただでさえ病に蝕まれていたのに..」


はっちが言う言葉に皆が頷く。

止まらぬ涙は側に控える一期のハンカチにより拭われるも、やはり止まることはない。


嫌われていた。
それでも再会した父親と出会えて嬉しかった。


本当はもっともっと話したかった。
もし今日本丸を出ずにここにいたのならば。



「審神者様のご令嬢様は居られますか?」


『は、はい…私が娘です。』



別室に来るよう促され、呼び出してくれた小さな黄色の狐の後を追った。
その後ろから今日の近侍の歌仙、一期も。



「改めまして、私はこんのすけと申します。
突然のことで..心から御悔やみ申し上げます。

審神者様の死因は刀で胸を突かれたこと。
定期診断で余命幾ばくとの診断も受けておられたのに..」



ボロボロと涙を流す狐に驚くも思うことは同じだ。
弱っているのに...

何故..。



「死亡推定時刻に本丸に居たもののリストです。
この本丸内での事件になります。
言いづらいですが犯人は刀剣男士です。

審神者殺しは重罪。
見つけ次第刀解。

それと..こちらは姫様へと。
遺言になります。」



いつでもお呼びくださいとこんのすけは遺言と思われる封筒を置いて消えた。




.

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ゆり(プロフ) - 読んで涙が溢れた小説は初めてです…一期、夢主ちゃん…永遠にお幸せに(号泣) (2019年1月19日 2時) (レス) id: 95c2b4a6d3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あぅ(´;ω;`) (2017年9月13日 20時) (レス) id: df7ea9579c (このIDを非表示/違反報告)
みんみ - うわぁ…ほんとおもしろかったです!最後は切なくなるような感じで…。素敵な作品をありがとうございました! (2017年5月14日 20時) (レス) id: 0e00e03de5 (このIDを非表示/違反報告)
氷菓 - 完結お疲れ様でした。大包平も手に入れてうらやましいです。 (2017年1月1日 11時) (レス) id: 715ff3149b (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - 完結お疲れ様です!結構読むの楽しみにしてた小説なので完結となると少し寂しい気がしますね(笑)あと完結してから言うのもなんですが126話で小狐丸の名前が子狐丸になってますよ〜(´∀`* (2016年12月31日 13時) (レス) id: ac7f4ba26a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モカ | 作成日時:2016年8月23日 23時

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