29*嫌ですな。 ページ30
一期 side
本日の出陣を終えて、本丸から自宅に繋がるゲートをくぐる。
部屋のクローゼットの他にマンションの玄関にもゲートをつけてもらって正解でしたな。
何やら良い匂いと、それと共に出迎えてくれたA殿はぎこちない笑顔を浮かべている。
もしや帰りが遅いことに怒っているのでは…
｢おや、何か料理を作っていましたか？｣
『ち、違うの！なんでもないから…』
いつもと何やら様子が違う。
私を見上げる瞳が潤んでいるのはどうしてか…。
｢A殿。私の目をしっかりと見てください。
何か、私に、隠し事をしておりますな？｣
小さい頃から、彼女は私に嘘や隠し事ができない。
そのようにしつけたのは私ですが。
『い、一期…
みっちゃんに、料理を教わったから…』
あぁ、嫌ですなぁ。
彼女の可愛らしい唇が他の男の名前を紡ぐのは。
頼んだのは私ですが、やはり頼むべきでは無かった、か。
｢はい。燭台切殿からもその様に伺っております。｣
『.....その、私..何にも出来ないから..』
｢料理なら私がいたしますよ？｣
『でも！
いつまでも甘えてばっかりはイヤで。』
A殿は変わろうとしているのですか？
そんなの許しません。
貴女は貴女のままで居て頂きたい。
頬に触れれば、動揺したのか潤んだ瞳が揺れている。
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さくら(プロフ) - うたプリのキャラが出てきたとき笑っちゃいましたwとてもおもしろかったです！ (2018年5月30日 22時) (
レス) id: 2f4ff48b26 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 神楽さん» 公開していませんでした。ご指摘ありがとうございました。 (2017年9月3日 21時) (レス) id: efb045d001 (このIDを非表示/違反報告)
神楽 - えっと、すみません。8話がないんですがどうしてですか？ (2017年9月3日 15時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
ふじもん(プロフ) - ﾃﾞｽﾖﾈｰ最後まで見てませんでしたすみませんデシタ (2017年4月23日 20時) (レス) id: dc02e884c9 (このIDを非表示/違反報告)
ふじもん(プロフ) - あの作者様主人公の彼氏候補に挙がってた人たちってう○○リですか…？ (2017年4月23日 20時) (レス) id: dc02e884c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2016年6月30日 17時
