21*二分の一 ページ22
燭台切光忠 side
僕が作った料理を美味しそうに食べてくれるのは、15年振りに見た本物の姫様。
一期君経由の写真は見せてもらっていたけど、実物はやっぱり愛らしい。
『みっちゃん、私も片付け手伝う。』
｢ありがとう。
僕が洗うから姫は食器を片付けてくれるかな。｣
『ひ、姫って…』
どうやら彼女の胃袋は掴めたらしく、
いや…元々の性格もあるのかな。
とても人懐こい。
『ねぇ、みっちゃんと一期は友達、なの？』
｢友達か...親しくはしているけど、うーん。
仕事仲間、かな。｣
『仕事…
なんの仕事してるの？』
きっと一期君は自分が歴史修正主義者と戦っていることは話していないのだろう。
勿論、自分が刀剣男士と言うことも。
｢僕達は政府に仕えているよ。｣
『そっかぁ。
一期いつも教えてくれないからヤクザなのかと思っていた。』
恥ずかしそうに笑う顔がいつかの奥方に似ていて、胸が高鳴った。
そのあと料理を教えてほしいと言われ、僕らが帰るまで包丁の使い方や昼夕の食事を共に作った。
一期君が育てただけあって飲み込みの速さは粟田口並み。
｢寂しい？｣
『うん、寂しい。
いつも居てくれるのが当たり前だって思っていた自分の浅はかさに気付けたよ。』
姫様、姫様と幼き日の面影ばかりしか知らなかったけど、いつの間にか大人の女性になっていること
ここまで同じときを歩んでいた一期君を心から羨ましいと思えた反面、嫉妬と言う言葉が脳裏に浮かんだ。
｢やっぱり15年前に僕が引き受けるべきだったかな。｣
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さくら(プロフ) - うたプリのキャラが出てきたとき笑っちゃいましたwとてもおもしろかったです！ (2018年5月30日 22時) (
レス) id: 2f4ff48b26 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 神楽さん» 公開していませんでした。ご指摘ありがとうございました。 (2017年9月3日 21時) (レス) id: efb045d001 (このIDを非表示/違反報告)
神楽 - えっと、すみません。8話がないんですがどうしてですか？ (2017年9月3日 15時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
ふじもん(プロフ) - ﾃﾞｽﾖﾈｰ最後まで見てませんでしたすみませんデシタ (2017年4月23日 20時) (レス) id: dc02e884c9 (このIDを非表示/違反報告)
ふじもん(プロフ) - あの作者様主人公の彼氏候補に挙がってた人たちってう○○リですか…？ (2017年4月23日 20時) (レス) id: dc02e884c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2016年6月30日 17時
