19*一人の朝 ページ20
A side
ボケッとしていた。
いつものように私を起こすために駆けてくるスリッパの音も、優しい声もしない。
時計を見れば10時を回ったところ。
いくら土曜日だからってここまで寝ていたことはない。
昨日は…一人だから、早く寝ましょうと言う人も居なかったから夜更かしして本を読んでいたんだ。
のそのそと起き上がり、リビングに行くも
なにも音がしない。
今頃弟さん達と楽しく過ごしているのかな...
当たり前だけど今朝は朝ごはんもない訳で。
一期がいないと何も出来ない自分を恥じた。
冷蔵庫を開ければ食材は沢山ある...
ご飯くらい作れるようにならないと..
お腹の音がなり、魚肉ソーセージでも食べようと思った時
ピンポンと来客を知らせるインターフォンが鳴り、彼だと思い急いで玄関へと行き、確認もせずに扉を開けた。
『一期っ、帰って来るの早か…ったね？
....どちら様ですか？』
｢元気がいいね。僕を一期君だと思ったのかな？
彼から連絡が来ていると思うけど...｣
｢....｣
玄関を開けた先には背が高く体格もいい眼帯の人と、色黒の目付きの悪い男の人。
一期の事を知っているから友人なのかな？
取り合えずリビングに上がってもらい、その間に携帯を部屋から取り一期からのメッセージを見た。
[私が不在の間、信頼のおける知人にA殿の事をお任せしております。
１つだけ約束してください。
彼等に決してA殿の名前を教えないで下さい。]
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 804人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくら(プロフ) - うたプリのキャラが出てきたとき笑っちゃいましたwとてもおもしろかったです！ (2018年5月30日 22時) (
レス) id: 2f4ff48b26 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 神楽さん» 公開していませんでした。ご指摘ありがとうございました。 (2017年9月3日 21時) (レス) id: efb045d001 (このIDを非表示/違反報告)
神楽 - えっと、すみません。8話がないんですがどうしてですか？ (2017年9月3日 15時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
ふじもん(プロフ) - ﾃﾞｽﾖﾈｰ最後まで見てませんでしたすみませんデシタ (2017年4月23日 20時) (レス) id: dc02e884c9 (このIDを非表示/違反報告)
ふじもん(プロフ) - あの作者様主人公の彼氏候補に挙がってた人たちってう○○リですか…？ (2017年4月23日 20時) (レス) id: dc02e884c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モカ
| 作成日時：2016年6月30日 17時
