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「くっついたって報告だったりして」

「!…まさか。あ、でも…」


「けいも、山田のこと好きだし。ありえるか」なんてブツブツ言ってる先輩。その内容も聞き捨てならないけど、そんな事より気になるものを見つけてしまった。結ぶときみたいに髪をまとめた時に見えたんだ。

先輩の耳の後ろについた跡。気づくんじゃなかった。気づきたくなかった。先輩がそういう事してるって知ってたけど!わかってたけど!




「ありおかくん?どうかした?」


固まった俺に気づいてコテンと首を傾げて聞いてくる先輩。いつもなら、可愛い〜って思うのに。今の俺にはそんな余裕は全然なくて。


「なんでっ。なんで先輩はいろんな人とそういうことするんですか。

先輩の相手は。……俺だけがいい」


俺、何言っちゃってんだ。勢いとはいえ、今言う事じゃないだろ。先輩もビックリしてんじゃん。




「ごめんなさい。帰ります」


逃げるように先輩の部屋を出た。玄関を開けたら、ちょうど伊野尾先輩と山田が来てて。2人にも謝って、先輩のことお願いして、山田に呼び止められても振り向かずに帰った。





**********



「どうした?」

「……わかんない。『どうしていろんな人とするのか』って言われて。あ………」

「ん?」

「わ、私の相手………俺がいいって…言っ、て、た…」




.

それでも好き→←俺がいい



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ゆー(プロフ) - こむぎさん» 続きも楽しんでもらえるよう、頑張りますね。コメント嬉しかったです。ありがとうございました。 (2019年4月20日 3時) (レス) id: 51cc9e921a (このIDを非表示/違反報告)
こむぎ(プロフ) - 続き、楽しみにお待ちしております! (2019年4月19日 17時) (レス) id: 6f30dadff4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆー | 作成日時:2019年2月25日 17時

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