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そうだった。距離の近いあの2人を見たくなくて、だいきくんを迎えに行くのをやめたんだった。
……もどろ。声をかけるのをやめた。文化祭の準備で忙しそうだし。邪魔したくないし。だいきくんに見つかる前に引き返さなきゃ。
クラスに戻ってもひとりだしな。どうせひとりなら…。
**********
有岡.side
「あ、高木先輩」
「えっ?!どこ?!」
山田の声にドアの方を見たけど、もうそこには誰もいなくて。帰るときは俺が迎えに行くし、ってことは何か用でもあったかな。慌てて教室から顔を出したけど、廊下にもゆうちゃんの姿は見えなかった。スマホを見たけどなんの連絡もない。なんだろ。すっげー気になる。
「ちょっと、ごめん」
背後からワーワー言ってる声が聞こえたけど、山田がなんとかしてくれるだろ。
廊下にいなかったってことは、手前の階段を上がったか、渡り廊下を使ったか…。渡り廊下だ。あそこにいなかったら、伊野尾先輩に聞きに行こう。
はぁっ、はぁっ、……。4階まで一気に駆け上がるのはさすがにキツイ。久しぶりにここに来たな。
北校舎の4階の一番奥の部屋。
ドキドキしながらドアに手を伸ばした。ドキドキしてるのは、走ったから？それとも…。
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ゆー(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございました (2019年5月1日 9時) (
レス) id: 51cc9e921a (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月1日 5時) (レス) id: 18d6d807bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー | 作成日時：2019年5月1日 0時
