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有岡.side
ゆうちゃんちの玄関を出たら、閉めたドアにもたれてズルズルとしゃがみこんでしまった。
恥ずかしそうにはにかんで「待ってるね？」って言うゆうちゃんは抜群に可愛かったけど、これってアレだよな。この前の日曜日のアレのことだよな。あん時は思わず帰っちゃったけど。というか、怖気づいて帰ったのに愛想つかされなくてよかった。月曜日、学校で会うのすげー怖かったもん。呼んでも振り向いてくれなかったらどうしよう。話しかけても笑ってくれなかったらどうしよう。別れるって言われたらどうしよう、って悪いことしか浮かばなくて生きた心地しなかった。
「昨日、帰っちゃって……ごめん」
「ううん。ビックリしちゃった、よね？」
「…ビックリって言うか、恥ずかしかったって言うか」
「そっか。でも、“また今度”、だもんね？」
ゆうちゃんの言葉に、帰り際の会話が蘇った。「続きする？」「また今度！」うわー、なに俺恥ずかしいこと言っちゃてるんだろう。
「……うん、“また今度”」
「ふふっ」
なんだか嬉しそうなゆうちゃんに、間違った返答してなかったって安心して。俺と“続き”がしたいって思ってくれてる事に嬉しくなった。
その後、この話は出なかったから“今度”って言うのは、もっともっと先のことなんだろうって勝手に思ってたんだけど。
もっともっと先どころか、まさかの明日……。
シたい…シたいよ？俺だって健全な男子高校生なんだから。大好きな彼女とえっちなことしたいとは思ってる。でもそれが、明日だとは思わないじゃん。
え、ちょっと、待って。俺どうしたらいい？
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ゆー(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございました (2019年5月1日 9時) (
レス) id: 51cc9e921a (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月1日 5時) (レス) id: 18d6d807bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー | 作成日時：2019年5月1日 0時
