…したい、かも？ ページ23
つまんなーい。
いつもみたいにけいと待ってたら、山田しか来なくて。薮のところに行ってるありおかくんのことを一緒に待っててくれるのかと思ったら、「用事あるから」って手をつないで帰っていった。薄情者めー。
薮、変なこと言わないといいけど。机に頬をつけてボーッと考えてると、余計なことまで思い出してしまった。…あぁ、もうっ。
「先輩っ！ごめっ」
バタバタと走ってくる音が聞こえてすぐに、ありおかくんが現れた。
「走ってこなくてもよかったのに」
「先輩に早く会いたかったから」
ストレートに気持ちを伝えてくれるありおかくんの言葉が素直に嬉しい。自分でも頬が緩むのがわかったけど、同時に恥ずかしい。
「先輩、跡ついてる」
ありおかくんの手が、さっきまで机にくっついてた右頬に伸びてきてそっと撫でた。触れたのかわからないくらいの優しい触り方に、ドキドキする。
立ったまま私を覗き込んでるありおかくんと、イスに座った状態でありおかくんのことを見上げてる私の距離は思ったより近くて。
「「あ…」」
お互いパッと顔をそむけたけど、チラッと見たありおかくんの耳は真っ赤だったし。たぶん、私も赤くなってる。
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ゆー(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございました (2019年5月1日 9時) (
レス) id: 51cc9e921a (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月1日 5時) (レス) id: 18d6d807bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー | 作成日時：2019年5月1日 0時
