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教室の中をのぞく前、けいが止まったからつられて止まると、両手でほっぺをムニムニされた。気持ちが晴れても、きっとまだひどい顔してるんだ。さっき怒ってたけいのほっぺに手を伸ばして、私もお返しにムニムニ。
お互いに笑って。うん、大丈夫。迎えに行こう！
「もー、やだー」
教室をのぞいたと同時に聞こえてきた可愛らしい女の子の声。ありおかくんと山田と3人でいて、ありおかくんの背中をバシバシ叩いてた。
「いってー」
ありおかくんも楽しそうにケラケラ笑ってて。3人で机の上のなにかをのぞき込んでるから、距離がすごく近い。顔を上げたらキスできちゃうんじゃないかってくらいに。それを見て、心臓のところがギューッてなった。
「山田ぁ？」
「あ！先輩っ！」
けいの声に2人が嬉しそうな顔してくれるから、私まで笑顔になっちゃう。……ちょっと、ホッとした。
「じゃ、またなー。あ、それ。サンキュー」
「うん、バイバーイ」
さっきの子、笑顔で手を振ってたのに。ありおかくんが背を向けた途端、私の方に来てくれる向こう側で、私のことにらんできた。
あの子、ありおかくんのこと好きなんだ。
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ゆー(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございました (2019年5月1日 9時) (
レス) id: 51cc9e921a (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月1日 5時) (レス) id: 18d6d807bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー | 作成日時：2019年5月1日 0時
