高木先輩♀とありおかくん (ページ47)

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どういうつもりだったんだろう。からかわれただけ？それとも…。いや、まさか。

「それから高木先輩と話した？」

「目すら合わない…」

「帰るときは…あ、そっか。伊野尾先輩を引き止めてたね」

伊野尾先輩には話したんだろうか。どんなに考えたところで、本当のことは高木先輩本人しかわからないから、俺らは考えるのをやめた。

「あ、そうそう」

さっきから人の顔見てニヤニヤしてる山田がムカつくから反撃してみよう。

「伊野尾先輩とどうなんだよ」

「えっ。…はっ？、、な、んでっ」

動揺しすぎだろ。高木先輩んち行くのにも2人揃ってだし。帰りは俺も一緒だけどいないような扱いになってるし。めっちゃ距離近いし。手つないでないのが不思議なくらい。

「山田が動かないと、なんの進展もないって。高木先輩が」

「…やっぱりかぁ。わかってはいるんだけど、さぁ」

「告白しろよ。ってか、して」

見ててもどかしい。絶対うまくいくのになぁ。

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