高木先輩♀とありおかくん (ページ44)

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勉強会5日目ページ44

土日は勉強会はなくて、今日は月曜日。5日目というか、5回目。2日間空けただけなのに、今日が待ち遠しくて仕方なかった。

時間を確認して、1時半ちょうどに押すインターホン。遅くても早くても失礼かなって。違うな。山田も伊野尾先輩も一緒にいないから、約束の時間じゃないと押せなくなっちゃう気がして。俺の中の問題なんだけど。

出迎えてくれた先輩は相変わらずショートパンツ姿で、目のやり場に困る。困るっていうか、見ちゃうんだよ。見るなって方が無理だ。スラッとして綺麗で、触りた……いやいや、何考えてんだ俺！

「高木先輩、伊野尾先輩って」

「ん？」

「山田のことどう思ってるのかなぁ」

4人で過ごす時間を重ねるに連れて、先輩に話しかける時は変に緊張しなくなったし、口調もくだけてきた。それでいいって言うから。先輩2人が。

「ありおかくんはどう見える？」

「山田が先輩のこと大好きなのはバレバレだし。そんな山田を先輩は………よろこ、じゃなくて……面白がって、る？」

「ふふ。正解。山田が動かないとあのままだろうねぇ」

優しい顔して話す先輩。伊野尾先輩のこと何でも知ってて、大好きなんだろうなぁ。

「あ、じゃあ、キスしたのも面白がって……」

「なにそれ」

聞いてない！って詰め寄ってくる先輩。そんなゆるっとしたTシャツ着てるんだから、手を床についた状態で来ないで。見えちゃうから！見ちゃうから！

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