高木先輩♀とありおかくん (ページ43)

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可愛い仕草と、スラッと伸びた綺麗な脚と、初めて見た私服にドキドキが止まらない。おまけに、あの綺麗な脚が出てるのがショートパンツからって…！

思わず、唾をごくりと飲み込むところで

「ス・ケ・ベ」

伊野尾先輩に耳元でささやかれて、驚いた俺は盛大にむせた。

俺が騒いだせいで(半分は伊野尾先輩のせいだと思うんだけど)、みんな集中力をきらしちゃって休憩することに。

伊野尾先輩と話してる高木先輩は、ニコニコしてて可愛い。俺達が来たときは不機嫌そうだったけ、ど…あっ。

「あの。高木先輩、もしかして俺来るってこと知りませんでした？」

「…うん。けいと山田だけだと…」

「なんか、ごめ」

「いいんだって。嬉しいんだか」

「けいっ！」

え？伊野尾先輩、嬉しいって言おうとした？俺来ると、高木先輩嬉しいの？そんなの勘違いしちゃうよ。俺単純なんだから。すぐに話題が変わっちゃったけど、すっげー嬉しい。

結局がっつり休んじゃって、もう勉強どころじゃなくなって、帰ろっかってなったんだけど。伊野尾先輩に、片付けた宿題をもう一度出すように言われて。「ここまでね」と3人とも謎の印をつけられたと思ったら

「明日は1時半にここに集合ね。ちゃんとやってくるように」

宿題の宿題まで出された。って、明日も？

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