高木先輩♀とありおかくん (ページ41)

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ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

表札を見て驚いてる俺をよそに、ためらいなくインターホンを押す伊野尾先輩。ちょっと待って！心の準備が！

しばらくすると、ガチャガチャと鍵を外す音。そして俺の心臓はバクバク。

ｶﾞﾁｬｯ
ドアが開いて出てきたのは。

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不機嫌そうな高木先輩。

「うちに来る必要あ……」

俺の顔を見て、動きも言葉も止まってしまう先輩。あれ？俺がいるって知らなかった感じ？先輩と俺が見つめ合って固まってるすきに「お邪魔しまーす」と入っていく伊野尾先輩と山田。

「……ど、うぞ」

我に返った先輩に促されて踏み入れた好きな人の家。……めっちゃ緊張するんですけど！

先輩の部屋に通されると、高木先輩に呼ばれて伊野尾先輩が出て行った。

「ぷっ。大ちゃんキョロキョロしすぎ」

山田に笑われたけど、仕方ないじゃん。

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「なぁに？」

「3人で来るなんて聞いてないけど！」

「そうだっけ？」

「いいじゃん、いいじゃん。嬉しいでしょ？」

「嬉しくなんかっ…」

「はいはい」

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