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立ち止まった俺にぶつかってきたのは、山田だった。これがきっかけで仲良くなったんだけど、山田のことは今はいい。
それからだ。俺が、名前の知らない美人なヤンキー先輩のことを無意識に探すようになったのは。
先輩ってことだけで2年生なのか3年生なのかもわからなかったから、1年生じゃない団体を見ると自然と探してたんだ。でも、あの目立つ髪色の人はどこにもいなかった。
あとから気づいたんだけど。真面目に授業受けてないのかもって。…うん、まぁ、そうだろうな。
そう思ってからは、上級生の団体を見てもあの先輩を探すことをやめたんだ。その途端、授業中に外を歩いているのを見かけたり、体調悪くなさそうなのに保健室にいるのを見たりした。先輩の行動は変わってないはずで、俺って一体どこを見てたんだと落ち込んだよね。
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作者名：ゆー | 作成日時：2018年12月21日 21時
