高木先輩♀とありおかくん (ページ40)

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勉強会1日目ページ40

あっちー。時間通りに動く電車のおかげで、∆∆駅についたのが20分。今は35分。山田の方が遅いじゃん！

「ごめーん」

手を振って山田が歩いてきたのは改札とは反対の方から。あれ？電車で来たんじゃないんだ。って、伊野尾先輩もいるし。

「大ちゃん、ちゃんと宿題持ってきた？」

「おう。伊野尾先輩、今日はよろしくお願いします」

「いいよー。今日“は”じゃなくて、今日“も”ね」

この勉強会、続くんだ…。

山田と伊野尾先輩が並んで楽しそうに喋ってるのを、ちょっと後ろからついて行く俺。行き先がわかんないからついて行くしかないんだけど、………リア充め。山田の気持ちはだだ漏れだし、それをわかって勉強教えてる伊野尾先輩もまんざらでもないと思うんだよね。あーもう。さっさとつきあっちゃえばいいのに。

「大ちゃん、飲み物買ってこーぜ」

さっさとコンビニに入って行く2人。追いついたときには、すでにカゴの中にお菓子が入ってた。お菓子？図書館とかに行くんじゃないんだ？
なぜか4本のペットボトル、とお菓子。「割り勘ね」と言いながら、俺に多めに請求してくるのはなぜだ。

コンビニを出て、再び2人の仲の良さを見せつけられながら後をついて行く。伊野尾先輩の家なのかな？いつの間にか住宅街に入ってて。図書館だと思ってた予想は間違ってた。

全然違った。

「ええっ?!」

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