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ノックして、ドアを開けたら…いた。今日は、社会科準備室にいた。
「どうした?有 岡」
「薮っち先生ごめん。先生じゃなくて先輩…」
「私?」
自分のことを指さして首をかしげる先輩。ヤバイ!めっちゃ可愛い。コクコク頷いて手招きすると、「なぁに?」って廊下まで来てくれた。すっげードキドキしてる。
「あのっ、えーっと……。先輩!花火大会一緒に行きませんか!」
「7月終わりのやつ?いーよ?」
「へ?」
しまった。また変な声出ちゃった。てか、OKされるとは思ってなかったんだけど。
「ほ、んと、に?」
「クスッ。うん、ホントに。行こっか、花火大会」
やったぁぁぁぁぁ!高木先輩とで、で、デートだ。
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「ねぇ、ありおかくんに花火大会誘われたんだけど。あんたも一緒ね」
「なんでよ。デートの邪魔したくないんだけど」
「3人じゃないし。ありおかくんの友達があんたのこと気になってるんだって」
「えー、誰だろう」
「いつも一緒にいる子じゃない?」
「ふーん。面白そうだから、いいよ。行く」
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作者名:ゆー | 作成日時:2018年12月21日 21時