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「…た、だの噂、だろ?」


俺のつぶやきは山田の耳に届いたらしい。


「んー、それがマジらしいんだよね。大ちゃん、お願いしてみたらどうよ?」

「へ?」

「ふ、で、お、ろ、し。大ちゃん、まだチェリーだろ?」

「う、うるせーな」


俺、今ちゃんと笑えてるかな。引きつってない?なんか、すげぇショックなんだけど。




北校舎の四階の一番奥にある部屋。よくそこで高木先輩がサボってるらしいんだけど、鍵かかってるときもあって。そんなときは中から喘ぎ声が聞こえるらしいよ。


山田の話を信じたくなくて、ただの噂だって安心したくて、放課後にひとり向かったんだ。









北校舎の四階の一番奥にある部屋。


高木先輩の噂は本当だった。



.

ヤンキーだ→←・



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作者名:ゆー | 作成日時:2018年12月21日 21時

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