ベタ惚れ(弟者) ページ1
俺の彼女のAはとてつもなく可愛い。
兄者やおついちさんと一緒に行ったサバゲーフィールドで出会い、俺が一目惚れした。
兄者達にその事を伝えれば、話しかけて連絡先聞いてこい!なんてニヤニヤした顔で言われたのを覚えている。
話しかけた最初は、警戒してます!っていうのが目から滲み出てて、それでも勇気を出して話しかけた当時の俺を賞賛したいくらいだ。
それからなんとか連絡先をゲットして、猛アタックして俺の彼女になってくれた。
今日は、付き合い始めて三年目の記念日。
出会った時と気持ちは変わらない。
むしろ、あの時以上に好きになっている俺がいる。
「弟者くん」
弟「ん?」
あぐらをかいてゲームしている時にAから呼ばれて、一時停止。
ソファから立ち上がり、ちょこちょこと俺の方に歩いてくると、目の前に立ち、あぐらをかいている足の上に座った。
俺に体をあずけて、何かを言う訳でもなくぼーっと一時停止の画面を見つめている。
恐らく…っていうか、絶対。今は甘えたいモード。
あまりの可愛さにお腹に腕を回してぎゅっと抱きしめると、うーと唸っている。
「苦しー。弟者くんゲームしないの?」
弟「無理。Aが可愛すぎてゲームに集中出来ない」
この前、兄者とおついちさんに惚気けていたら
(好きすぎて無理なんだけど)
(俺はお前が気持ち悪すぎて無理なんだけど)
(初めてなんじゃない?弟者くんがそこまで好きになるなんて)
って言われた。
兄者酷くねぇか?実の弟に気持ち悪いとか!!
「ねー、弟者くんゲームしてよ」
馬鹿兄貴の事なんて頭からどけてAを見れば、ちょっと唇を尖らせて体育座りをしていた。
弟「あーー!!ほんっと可愛い!!」
「ぎゃああああ!!ヒゲ擦り付けるなぁぁあ!!」
俺の彼女のAはとてつもなく可愛い。
Aが俺の前からいなくなったら俺はどうなるんだろうかって考えて、多分……絶対やばいなと思う。
だから俺は、絶対手放したりなんかしない。
Aしか考えられないし、恋は盲目っていう言葉は正しい。
弟「大好きだよA」
「……うん」
一生守り抜いて、一生愛して、一生一緒にいたい俺の大切な存在。
ーーーーーー
兄「なにこいつ。俺らがいること完全に忘れてんだろ。こんなやつが俺の弟とかまじで無理なんだけど」
お「まあまあいいじゃないの。弟者くん幸せそうだし」
兄「あー嫌だ嫌だ」
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あ - ご本人様とは関係ないっつーくらいならオリジナルフラグはちゃんと外そうぜ (2018年10月23日 16時) (レス) id: 2cd087bf5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くるとん | 作成日時:2018年10月23日 15時