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結局菅原も一緒になり、3人で話をしながら登校した。
話の途中、菅原はずっと欠伸をしていた。
「 昨日も遅くまでゲームしてたの? 」
「 ...あー。うん、AちゃんにLIMEで
小テストの範囲教えてもらうまでずっとやっててさ 」
「 え 」
途端、大地が引きつった顔で私の顔を見てきたので、
私は首を傾げた。
「 ...なんで俺には小テストだって教えてくれなかったんだよ 」
.....えっ、そこ???
「 だ、大地は知ってると思ったのっ!」
「 ふはははっ!大地知らなかったのかぁ?!
平均点以下なら俺らに奢り決定な! 」
大地が小テストと知らなかったのが相当嬉しかったのか、
菅原は楽しそうに手を叩いた。
「 うるさい!スガもAに教えてもらった身だろ!言えたことか!」
大地は煽る菅原を見て盛大に睨んだ。
菅原は私の背後に隠れてニヤニヤしている。
「 ね、大地、ごめんね 」
「 許さん 」
「 朝から夫婦喧嘩すんなよなー 」
「 っ!
元はと言えばスガが....!!」
大地が菅原に拳を振り上げそうになったその時、
学校のチャイムが鳴ってしまった。
『 やばい、遅刻.....! 』
3人はドタバタと高校の門を潜ったのだった。
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作者名:USHiO | 作成日時:2022年4月24日 21時