3話 ページ3
寧々side
「――――――」
寧「っ!?」
また女の子の声がよりしっかり聞こえてくる。さっきまでは音楽室から離れていたのであまり聞き取れなかったけど今はちゃんと聞き取れる。
間違いなく……女の子の歌声が…
よく聞いているとその歌声は今まで聞いたことの無いような綺麗で優しい歌声だった。さっきまで怖がっていたのが嘘みたいに聞き入ってしまう。
幽霊とか関係なしに一体どんな子が歌っているのか気になり無意識のうちに足が進んで音楽室に入っていた。
その時入り口近くに置いてあった椅子に足が当たってしまい……
ガタッ
音を出してしまいその瞬間に歌声も聞こえなくなってしまった。
音楽室を見渡しても誰もいなく人のいた気配もない。
う、嘘だよね。誰もいないの…に声が、聞こえたってことは…本当に幽霊!?
寧「は、やく…帰ったほうが、いいよね」
机の上に置いてある教科書を見つけ急いで取り、音楽室を出ていこうとした。
しかし焦りすぎて……
寧「きゃっ!」
ズコー
何もないところで盛大にこけてしまった。
ほんとなんでこんな時にと思い自分の不運さを恨みたくなる。
それに膝が地味に痛い。もうなんて日なんだろう。
しばらく痛みの続いて床に座り込んでいたら……
「…………大丈夫、かな?」
寧「えっ!?」
突然私に向かって聞こえてきた声に驚き後ろを振り向くとセーラー服を着た女の子が立ってした。
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ミク(プロフ) - mocaさん、「彼の桜の花が散るまでに」読んでくださいませんか?リクエストも欲しいです!! (2020年6月7日 21時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:moca | 作成日時:2020年5月12日 15時