顔にモブと書かれていたのだが泣くぞ？？【忍たま】

西と東って覚えにくいよね ページ6

．．．とまぁ、シリアスな雰囲気は置いといてな？


真面目にここ何処ぞよ。


360度森とかヤバすぎん？

草超えて森ってか？ははっ、おもんな。


『どうすっかな〜．．．私、明後日に卒業式なんだけど。』


もしこれが遭難とかだったら笑えない。


さっきまで神社に居たんだからもしや何らかの方法で神社の裏にあった森に入ってしまったとか？


だとしても可笑しな所だらけだなんだが．．．


こう考えるのが普通だよな。


『太陽はあっち。高さと明るさからして多分、10時ぐらい？知らんけど。さっきの神社は北向きに建てられてたから．．．もしここが裏側だとするならば南？いや、でも可笑しいぞ。なら太陽はあっちになきゃ可笑しいから．．．あれ？ここ何処だ？？』


ぶつぶつ言いながらその場を歩き周る。

こんな広い森に私一人ということで不安になり落ち着かない。

考えたら考えるほど分からないのと不安に駆られてしまいうまく考えられなくて頭が痛くなってくる。


そして目元がじんわりしてきた、その時だった。



目の前の茂みが不自然な動きをして音を立てた。



突然のことに驚く。


こんな広い森だ。


もしかしたら熊や猪などの獣かもしれない。


逃げれる自信がない。


背筋に冷や汗が垂れる。


茂みを瞬きせずに睨みつけていると、


ついにそれは、姿を現した。






「こんにちは、天女様。」






茂みから現れたのは獣なんかではなく、青年だった。


ただ、普通の青年なんかじゃない。


色白で風になびくサラスト。


まるで忍びの様な松葉色の袴。




そして、その顔。


嗚呼、知ってる。


この人は、この人物は、


忍術学園、作法委員会委員長、6年い組の．．．



「初めまして。立花仙蔵です。」



口から声にもならない叫びが漏れた。


(急展開)

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