25% 番外編 君のこと ページ26
貴方「……何してるの?」
モブ「立てないんでしょ?だから、そのおんぶしようと思って」
その行動が落ちていた私の感情を高める。
しかしそれに反して不安も過ぎる。
貴方「嬉しい…けど影山くん私の事担げるの?」
1度一緒に走ったりしたことがあるが影山くんは私よりも体力もなければ筋力もない。
心配だ…。
モブ「だっ大丈夫だよ…!僕肉体改造部に入り始めたんだ…」
エクボ「やめとけって茂夫、お前入部して日数そんなに経ってないだろ」
だから夢川さんくらい運べる。なんて言ってくれる。
そこまで言うのだ、信じずにどうする。
貴方「じゃあお願いします!」
モブ「……!うん、任せて……!」
影山くんの肩に腕を置き、影山くんは私の足を持つ。
後はたって歩くだけ。
モブ「よし、じゃあ立つよ…」
貴方「頑張って!」
ふんっ!と可愛らしいかけ声が聞こえ、私の体がゆっくりと……
ゆっくりと……あが
あが
あ……が!!
モブor貴方「(持ち上がらないッ!!!!!)」
エクボ「もう辞めろよ茂夫……自分を苦しめふだけだぞ……」
その後も影山くんは頑張ってたとうとしたが中々私の体は持ち上がらず苦戦している。
貴方「ね、ねえ…超能力で持ち上げればいいんじゃないかな……」
モブ「いや……もう少し待って……後ちょっとでもちあがりそうなんだ……後ちょっとで……!!」
貴方「うん……(いつまでやるんだろう…)」
そうこうしていると通路の方からカツカツと足音が聞えてくる。
師匠「うぉ!何やってんだお前ら……」
貴方「あ、師匠さん。モブくんにおんぶしてもらってるんですけど……」
師匠「あ?あ〜ね。……おい、モブもうタクシー来てるから帰るぞ。」
師匠さんのその言葉に影山くんがギョッとする。
モブ「え!?でも師匠!あと少しで持ち上がりそうなんです!」
師匠「モブあのな、お前夢川ちゃんのお尻1ミリも浮いてねえぞ。もう夜も遅いん、だ、夢川ちゃんをダンベル代わりにしたいならまた今度にしなさい。」
そう言って師匠さんは影山くんから私を引き剥がし、軽々と私をおぶった。
その様子を見て影山くんも渋々あとをついてきた。
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ブラピ - 小説とても面白いです!更新頑張って下さい! (2019年4月6日 14時) (レス) id: e896eb0a17 (このIDを非表示/違反報告)
mmaina1002(プロフ) - とても面白い作品でした!ドキドキしながら見てました!更新楽しみにしています!! (2019年4月3日 23時) (レス) id: 4635ad5f09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:GLAY | 作成日時:2019年3月25日 5時