20% 番外編 君のこと ページ21
あの事件の後、私達は何事も無かったかのように日常を送り始めた。
そしていつもの様に学校に通い放課後になり、帰る支度をしているとポケットの中に入れていた携帯がブルルッと揺れた。
携帯を取り出し画面を見てみるとそこには、「茂くん」の文字。
その名前に喜びを感じ急いで電話に出る。
貴方「はい、茂くんどうしたの?」
モブ「あの、この間は変なゴタゴタに巻き込んでごめんね。バイト先に連れてくって約束してたのに……」
茂くんからの電話はほぼ初めてで、どんな内容かと思えば謝罪の電話だった。
貴方「え!そんなこと〜?大丈夫だよ!あの状況だと弟くん助ける事の方優先だし!それに私たち友達でしょ?助け合わなきゃね」
モブ「と、友達…そうだね、ありがとう。あ、それでもし今から空いていたらバイト先来ないかなって思って……」
私が友達という単語を出せば少し嬉しそうなな茂くんの声が帰ってきた。
それに続きデート(バイトの見学)のお誘いも。
モブ「あ、もし予定があったら… 貴方「行く!」 わっ」
貴方「今からだよね!?待ち合わせ場所教えてくれたらそっち急いで向かうよ!」
モブ「良かった…じゃあこの間の駅で待ってるよ。」
貴方「うん!分かった。じゃあまた後でね!」
茂くんと…デート!!!!(バイトの見学)
私はあまりの嬉しさと興奮で口角があがる。
急いで駅に向かおう!そしてはやく茂くんに…!
テル「いい事でもあったのかい?」
突然話しかけられて少しびっくりする。
貴方「びっくりした…まあね。」
テル「ふーん…あ、今から途中まで帰らないかい?」
貴方「いいけど私駅で人と待ち合わせしてるからほんとに途中までになるよ…」
テル「僕も駅に用があるから大丈夫だよ」
私はそうなんだとだけ返し帰る支度を済ませた。
花沢くんはこの間のこともあり以前より私に話しかけるようになっていた。
花沢くんはかっこよくて人気者だ、女の子から嫉妬が怖い。
下駄箱で靴をはきかえていると、高い女の子の声が聞こえる。
女の子「あ!てるくーん!今から帰り??」
テル「うん。そうだよ。君たちも?」
女の子「そうだよ〜!あ、今から帰るんなら一緒に帰ろうよ!」
テル「ごめんね、先約がいるんだ。」
女の子「えー!誰々?」
テル「内緒。また今度ね」
女の子たちは花沢くんの背中に教えてよー!と声をぶつけていたが花沢くんは手を振ってスルーしていた。
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ブラピ - 小説とても面白いです!更新頑張って下さい! (2019年4月6日 14時) (レス) id: e896eb0a17 (このIDを非表示/違反報告)
mmaina1002(プロフ) - とても面白い作品でした!ドキドキしながら見てました!更新楽しみにしています!! (2019年4月3日 23時) (レス) id: 4635ad5f09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:GLAY | 作成日時:2019年3月25日 5時