太郎「四十九話です。」 ページ10
相「卉乃一郎…、時の政府の構成員。」
根「個性も厄介だね。」
ミ「敵に回られたらたまったものじゃないわね。」
リ「それは彼女にも言える事さね。」
プ「というか、あんなに甘やかされた中でよく普通に育ったな。」
相「アイツは一度ならず何度も絶望を知っています。」
根「あぁ、前の事件だね。」
プ「あぁー、アレか！」
ミ「あぁ、あの閖さんのね。」
根「そうだよ！意識不明の重体にしたのにもかかわらず、ヒーロー達は彼女を擁護した。
もともと甘やかされていたわけじゃないと思うよ！」
相「アイツの保護者と名乗る人？には会いましたが…、殺気が抑えられていなかった。」
根「彼女は劣悪な家庭環境にいて、そこで審神者になった。だから親代わりの人？
だったり、彼女の組織の人達はあんなに過保護にするんじゃないかな？」
教師達の会話を盗み聞く者がいる。それは人の形をした人ならざる者。
クツクツと声を殺して笑うソレは、目当てであろう少女を見下ろす。
【可哀そうにネェ。君は神に縛られ過ぎだヨ。君達もだヨ？
分かっているだろう？介入し過ぎだヨ。神サマ♪】
後ろでソレを邪険そうに見つめていた彼等に、煽る様な言い方で
忠告をする。
《貴様は何が分かる。》
【んー、特に何かが分かるわけではないサ♪でも、彼女を愛したい気持ちは分かるヨ♪
あんなに美しくて綺麗なコは、久しく見ていないからネ♪】
《それだけの理由で彼女を寵愛するとでも？》
【うーン…、ちょっと難しいネ◆でも、俗に言うヒロインの様な哀しい悲しい
生活をしていたのニ、報われなかった彼女絵を愛したかっタ？でもそれじゃ、
浅はかすぎるよネ♠よく分からなくなってくるネ♪】
《正解は彼女はーーーーだからだ。》
【？！？？！！？！】
人ならざる者は彼らの反応に目を見開く。
【フフ♬面白いネ♪なら僕も❦❧⁂❁としても義務を果たすヨ♪】
千子「五十話です。huhuhu.]→←次朗「四十八話だよ！」
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作者名：白夜 | 作成日時：2020年2月18日 11時
