モブになりきるためには【名探偵コナン】～④～ (ページ40)

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梓「ここでちょっと待っててね」

『うん…』

ここはトロピカルランド内にある更衣室

ゲストが自由に使えるようになっているらしい

個室のカーテンを閉めてずぶ濡れになって肌に張り付いてるTシャツを脱ぎ、Yシャツに腕を通す。

『うわぁ…あむぴの匂いする…Yシャツでっかー…』

安室さんは中にタンクトップを着てた。よかった。(何が)

くるくるっと腕まくりをする。

『んー。梓ちゃんどこいったのかな…』

梓「Aちゃん？」

『はーい？』

梓「下コレしかなかったんだ～、履いてみて」

カーテンの隙間から差し出されたスカート

『かわいい！』

チェックのプリーツスカート！

しかも膝上！！！！

鏡の中の私を見る

『いや制服かよ』

まあいっか。(謎)

シャーっとカーテンを開ける

梓「Aちゃん！！！！！かわいい！けどダメかも！安室さんに見せられない！！！！」

『ん？変？』

梓「めっちゃかわいい！けど！危険な香りがする！！！！」

『でも…梓ちゃんこのスカート買ってきてくれたんでしょ…？これ履きたい…』

梓「ううっ…！可愛いすぎるわ…よし。私が安室さんから守ってみせるわ！安心して！」

『何かあったの？』

リュックに脱いだものを詰め込んで梓ちゃんと手を繋いで歩く。

靴下も買ってきてくれたけどさすがに靴はそのままだから水分が足裏に感じて少し気持ち悪い。

下ろしてた髪も濡れちゃったからポニーテールにしておいた。

安室「梓さん！Aさ…」

『安室さんYシャツありがとう』

梓「ダメ！見ちゃダメ安室さん！！！！！」

安室「～っ！！！///」

頭を抱えて項垂れる安室さん

え、そんなに変でしたか私。

梓「安室さんはここにお留守番してるって！さ！Aちゃん行こ！」

『うん！』

安室「僕も行きます…///」

梓ちゃんと反対の手をきゅっと握られる

『へへ』

安室「はぁ…///」

梓「何乗ろうか～」

『あ！メリーゴーランドなら乗れる！』

梓「じゃ、それ乗ろう！」

列に並んであの馬に乗りたいな！馬車もいいな！って見定めてたんだけど

やっぱりいちばんでっかい馬に乗りたい。

順番がきて一目散にでっかい馬に飛びついて跨る

安室「はぁ…その格好はダメだろ…///ちゃんとスカート抑えておけよ…」

安室さんの視線を追えば私のスカートから伸びる脚

『…安室さんのえっちー』

安室「やっぱりダメだ」