モブになりきるためには【名探偵コナン】～④～ (ページ16)

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赤井side

赤井「A、着いたぞ」

『ん…赤井しゃん…zzz』

赤井「もうこのまま寝るか？」

『ん～…』

赤井「全く…」

そっとベッドに寝かせる

きゅっ

俺の服の裾を掴んで離さないA

赤井「また甘えん坊になったのか？」

そっと髪を掻き分け顔を覗くと幸せそうな表情に、思わず緩む口元。

赤井「おやすみ。A」

額に唇を落とす。

変装を解き、上着を握って離さないAの隣に横になった。

－－－－－－－

『ん…ぁ、朝…？』

赤井「おはよう」

『赤井、しゃん…』

赤井「フッ。そろそろマンション帰るか」

『えっ、うん…』

赤井「なんだ？あんなに帰りたがってたくせに」

『んー。ううん…』

赤井「こういう時素直じゃないんだなAは」

『はっ！？』

赤井「寂しいか？」

『っ！///』

赤井「図星か」

『そんな事ないもん…』

赤井「周囲も怪しむ頃だろうしな」

『…そうだよね』

赤井「大丈夫だ。俺はいつでも傍にいる」

『うん』

－－－－－－－

あんなに嫌だった軟禁生活が解放されると何故こんなに寂しく感じるのでしょうか！！！！

意味わかんない！！！！！

なんなの私！？！？！？(パニック)

こ、これが調教なのか…！！

ううっ…

こうやって赤井の沼にハメようとしてるんだろ…

ううっ…

赤井「準備できたか？」

『うん』

赤井「腕、出せ」

『？』

くるっと時計が巻かれる

『かわいい…』

赤井「ここに発信器が内蔵されてある。俺のスマホと繋がっている。これがあればAがどこにいるか心配しなくて良いからな。そして緊急事態の時は横のボタンを押せ。通話が出来るようになる。」

『おお…赤井さん作ったの？』

赤井「阿笠博士にも協力してもらったがな」

『これを毎日つければいいのね？』

赤井「フッ。そうだ」

その後1週間前に乗ってきたっきり放置してしまってた愛車インパラちゃんに乗って久しぶりに帰宅した

『あ。スマホ起動させなきゃ』

赤井さん電源切るんだもん！！！！

長押しすれば画面が明るく光る。
見慣れたロック画面を解除すればピロンピロンと通知の嵐。

『こ！こわいっ！！！！』

未読メッセージ 166件。

不在着信 57件。

『OH…』

そっとマナーにして画面を閉じた