モブになりきるためには【名探偵コナン】 (ページ9)

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2年後の冬

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なんとか生きてますAちゃん！！

そしてやっぱり私は元の世界には戻れないし、
こっちの世界では当たり前だけどコナンの情報もなければ私の記憶だけが頼りで動いてきたけど果たして当たってるのかすら怪しい！w

でも！記憶の推しの為だけに生きてきたからもうこの時を待っていたよ的な感じだよ！

阿笠博士の家にはなんだかんだ言った週一ペースで通ってたからもうすっかりセカンドハウス化。w

仕事はどうしたって？働いてますよ！

花屋さんで！！！！！！

飲食店はやっぱり恨み買ったりとか毒盛られたりとか怖いじゃん。

今めっちゃ安室さん思い浮かべてますよ。はい。

記憶の中では花屋で事件って起こったことないもんねー。

今までデスクワークだったからこうやってお花に囲まれて過ごすのは幸せ！！

年明けからは春らしい花が続々入荷してやっと華やかになってきた

『そろそろコナン登場したかなぁ。』

ひとりレジ番をしながら頬杖をつきドアの向こうを眺める。

『まぁ阿笠博士が何も言い出さないからまだなんだろうなぁ。』

あと1カ月もすればバレンタインデーだしそれまでには多分コナンになってるはず。

ペンたてから鉛筆を選んで画用紙にバレンタインに向けたポップのデザインをする

『今日博士んとこいこーかなー。』

完成したデザインを満足気に眺めてファイルに綴じる

オーナー「ごめんね～Aちゃん！留守番お疲れ様！大丈夫だった～？」

白い息を吐き出しながら大きな箱を担いで入ってきたのは
ここの花屋 “LILY Garden” のオーナーの美紗子さん。

『はい！お客さん入りましたけど鉢植えを買っていかれたので私もドキドキしなくて済みました～』

オーナー「んもう～Aちゃん自信持ってよ～！フラワーアレンジメント、センス抜群なんだから！」

そう言いながら箱から新しいリボンやラッピングのシートを出して片付けている

私もリボンを指定の場所に並べる

『可愛いリボン！』

オーナー「でしょー！テンション上がるわよね～」

何才になっても可愛いものが好きだ。

この世界に来る前ならオーナーと同い年くらいかなぁなんて思いながらバレンタイン仕様のメッセージカードを引き出しに仕舞う。