モブになりきるためには【名探偵コナン】 (ページ22)

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そんな彼が姿を見せたのはそれからまた1週間後だった。

ジン「俺だ」

『はいっ！』

いつものように玄関の鍵を開けて開くのを待つ。

久しぶりでドキドキするな…

ガチャ。

ジン「フッ、生きてたか」

『じんさん！！！おかえりなさい』

ジン「飯、大丈夫だったか？」

『料理くらいできるよ！』

ジン「そうか」

『じんさん、どうしてそこまでしてくれるの？』

ジン「…A、首出せ」

『首？』

何を急に言いだすんだと戸惑いながら髪の毛を持ち上げて首を晒す

私の背後に回ったジンはポケットから何かを取り出し私の首に巻き付けた。

と思ったら首筋に柔らかいものが触れて軽いリップ音と同時に離れた

『ひぁ！？』

ジン「フ。また来る」

いつものように私の頭にポン、と手を置いてそのまま玄関を出て行ってしまった。

その手のひらが優しすぎるんだ

『ほ、惚れてまうやろーーーーーー！！！！』(壊)

首にちゅってした！！！！

事件です！！！！！

首に！！！！

ちゅってしました彼！！！！！

顔面が大火災ですよ

洗面所に行って冷たい水で顔を冷やす。

鏡の中の私はかわいい(まだ見慣れない)

首に巻かれていたのは黒色のチョーカー。

革でできてるらしい。

前に小さなチャームがついている。

表は綺麗な石が1個ついてる。
多分これダイヤモンドだな
しかもこれ金だわ。ゴールド。

『んんん？』

裏に何か書いてある

『おーなー、じん？ネーム、A？』

小さなプレートの裏に書いてあったのは

【Owner:陣 Name:A】

の文字。

オーナー…

え、

ペット用じゃないこれ？

私、ペットだったの？(困惑)

『え、これエルメスやん…』(困惑)

ニューヨークで今流行りのお菓子がテーブルに置かれてあったのに気づいたのは翌日になってからだった