モブになりきるためには【名探偵コナン】

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翌日。



LILY Girdenのオーナー、美紗子さんに電話を入れる。



『すみません…一条Aですが、』


オーナー「あらAちゃん、どうしたの？」


『実は風邪引きまして「えー！！！！大丈夫！？」っ、はい…すみません…』


オーナー「こっちは大丈夫だからゆっくり休んで！出勤できるまで回復したら電話ちょうだいね」


ううっ、女神…！


『ほんとすみません、ありがとうございます』





通話終了の画面を閉じ、盛大にため息をつく





こっちの世界にきてから今まで平和だったけど…



これから先はそううまくいかなそうだな





『サボテンちゃん…私を見守っててね』




テーブルの上のサボテンは踊ってるかのようなポーズで思わずふふっと笑みがこぼれる






そういえば…お財布…どこだ？


え…まじか。財布がない…。


そう、それに気付いたのは昼過ぎ。


部屋中探し回っても見つからない。


『むしろ昨日持って帰ってきた記憶すらないよ…』


夕方、半分諦めてウィダーイ○ゼリーを飲もうと冷蔵庫を開けたら

なんと。コンビニの袋の中に入ってました。


はは。お財布ひえひえですよ。


てっきりジンから盗まれたのかと思いました。

ジンさん疑ってごめんなさい。






今日は大人しく家にいよ…(もう夕方だけど)








ーーーーーーー




一方その頃







ベルモット「ねぇ聞いて、ジンがkitty拾ったらしいのよ」


ウォッカ「キ、キティ？…？」


ベルモット「kittyよ、仔猫！ジンったら写真すら見せてくれないのよね」


ウォッカ「へぇ…兄貴が…でも何で写真あると分かったんですかい？」


ベルモット「だって昨日ずっと携帯見ながらニヤついてたのよ〜！」


ウォッカ「へぇ…(あの兄貴が…)」


ベルモット「今度見つけたら写真「何の話だ」…！ジン！」


ウォッカ「兄貴、猫飼ったんですか？」


ジン「あ？知らねえ」


ベルモット「とぼけちゃって」


ジン「煩ぇ…」






耳障りだ


クソッ…





何であの女の顔が頭から離れねぇ






…餌付けくらいしてやるか

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