モブになりきるためには【純黒の悪夢】 (ページ20)

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日が落ち、夕日が眩しく照らす

『じゃぁ、後で連絡するね』

景光「ああ。無茶するなよ」

『うん！ひろくんも気をつけて』

景光「フッ…」

頭をくしゃっと撫でられ

ひろくんと別れた

ーファンファンファン

遠くでパトカーの音が聞こえる

『キュラソーちゃんのお出ましだなっ』

水族館側は確実に危険。

そのエリアを出て、反対側のまだ建設中のエリアに向かう

園子「Aお姉様っ！？！？」

蘭「Aさん！？なんでここに！？」

『え？園子ちゃん！蘭ちゃん！！』

やべえ！忘れてた！

蘭「まさか新一と…」

園子「Aお姉様は！新一君と一緒に来たんですか！？」

『え？新ちゃん？え？知らないよ？ここに新ちゃん来てるの？』

園子「はぁ～…よかったわね蘭。」

蘭「あ、あのっ、Aさん。もし新一を見かけたら…」

『おっけーおっけー！蘭ちゃんにすぐ連絡しろって殴っとくから安心して！』

蘭「ありがとうございますっ…！」

園子「ったく～！あいつどこにいるのよ～！！」

そう言って観覧車側に歩いていった天使2人組。

『はは…若いね…』

－－－－－－－

ベルモット「…いた。予定通りね」

カメラをズームさせる

映し出されるゴンドラ内部

ベルモット「キュラソーをゴンドラに確認…同乗者は公安が1名…
頂上に達するのは、約10分ってところかしら…」

ジン「10分か…どうだ？ウォッカ」

ウォッカ「いつでも行けますぜ…」

ジン「他の公安共は？」

ベルモット「各セクションに数名ずつ張り付いてるようだけど…計画に支障はないんじゃない？」

ジン「フン。ではお前の合図で決行する」

ベルモット「了解」

－－－－－－－

茂みに隠れて片方の耳にイヤホンを装着する。

スマホのアプリを起動させると
階段を登る音が聞こえてくる。

『よーっし！計画成功』

あむぴのために置いてきた着替えのズボンに盗聴器を仕込んでおいたのさ！！！！