クソデカ感情NGです！2【ブルーロック】

Imagepicture＆Sixty-two ページ14

新種のサル様より書いていただきました。







本当に嬉しいです！ありがとうございます。他にも書いてくださった方がいらっしゃったらぜひ見せてください！




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『…読む意味あります？』


絵｢言っただろ？実験だ。どんな些細なことでも人はFLOW状態になり得る。お前の場合は、この世界でも習得が難しいとされる2つの言語を読むことだ。｣


『えぇ…』


なんで私が…寝なきゃよかった。


絵｢制限時間は5分だ。｣


『は？』


絵｢因みに、読めなかったら糸師冴の要望通りにU20のところに送り込んでやる。｣


『うわ、地獄。』


潔｢(なんだろ、コントでもしてんのか？あの2人。)｣


『(コントじゃないし。こっちは真面目だし。)』


潔くんが思っているであろうコトに対して私は心の中で反論した。


わ、そんなこと言ってる場合じゃない。残り3分切ってるのにまだ3文あるうちの1文しか翻訳できてない。


私は吸い込まれるようにしてモニターを見つめた。


目がそのとき瞳孔ガン開きだったのは後々知ることになる。


蜂｢(集中しているみたいだけど…苦虫みたいな顔してるな〜。ま、可愛いからいいけど。)｣←


苦虫みたいな顔ってなんだよ、苦虫をかみつぶしたような顔だろ。失礼だわ。


だー！そんなこと言ってる間に2分切ったんだけど！？マズい、まずいぞこれは！！


poświęcić miłość


最後の1文になり、よく分からない単語が出てきて戸惑った。


え、初めましてなんだけど。miłośćは分かるよ？愛、でしょ？


でもその前に単語があるってことば愛を…かな？


えーなんて読むのこれ…思い出せー思い出せー……


あ、


絵｢終了だ。声に出して読んでみろ。｣


『……』


固唾を飲んで選手たちが見守る中、私はゆっくり口を開いた。


『今まで数々の試練を乗り越えてきた選手たち。今、その力を見せて。選手たちに愛を捧ぐ。(
الرياضيون الذين تغلبوا على العديد من التحدياتأرني قوتك الآpoświęcić miłość)』


自力で、それも大衆の前で翻訳したのはいつぶりだろうか。


『あってます…か？』


絵｢……｣


暫く沈黙が流れた。


絵心さんが伏せていた目をそっと開けてこう言った。


絵｢上出来だ。｣


脱力した。

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