組織 ページ9
N視点
HC「俺も幼い頃に木浦にいたんだ、ただその事をAは覚えていない。退院してすぐ父が事故で死んで、幼い頃に母も亡くしていた俺はソウルの親戚の家に居候した。いい人達で大学までやってくれたが4年の就職活動中に自宅から“回収”された。それが8年前だ」
後部座席でヒチョル所長は過去を語る
HC「入院当時の仲間がいるのを見てなんとなく悟った……ただの入院じゃなかったってな。そこからは閉鎖された環境で毎日戦闘訓練を受けた。銃や爆弾の扱い方まで……それから各国の言語だ、成績が悪いと容赦なく殴られた」
RV「……その中でパンデミックが起こったんですか？」
HC「……ある日俺達は食堂に集められた。そこには白衣を着た男が数人と組織の奴らがいて、俺達に順番に注射を打った。たぶんあれがウィルスだ……その時組織側にいたのが双子だった。あいつらも最後に注射された」
「じゃぁ直接ウィルスを打ち込まれたのか」
HC「そう言う事、俺はパンデミックの事実をずっと知らなかった。それからまた暫く同じ様な訓練と検査の日々で……3週間くらいで徐々に能力が発現し始めた。だがウィルスが強すぎたせいか半分以上が死ぬか植物状態になった。そいつらは恐らく組織に処分されたよ」
嘘の様な、信じがたい話だ。これが本当ならばどれだけ恐ろしい事か
HC「それから暫くして組織に任務を言い渡されるようになった。紛争地帯に送り込まれたり、テロや要人暗殺、スパイ行為まで……あいつらは今も同じ様に依頼を受けて金を儲けてる。俺はその最初の任務でギウォンと一緒になったんだ。そこで奴の能力の保護を受けた」
彼は手錠をじっと見詰めながら続ける
HC「その任務で一緒に来ていた組織の監視役が死んだ、流れ弾に当たってな。逃げるチャンスだとギウォンに言ったがギウンを見捨てるわけにはいかないから戻ると……キム・ヒチョルは死んだ事にするから、Aを保護して欲しいと頼まれた。俺達の能力発現の直後にパンデミックは起こった。状況調査の為にソウルに来ていた双子はAと3人で会って、彼女が回収の対象外なのはソウル大に売られたからだと……発症しなくてもウィルスに触れれば能力発現の可能性は十分にある、だから組織から逃れろと忠告したらしい」
俺とウォンシクは首を傾げた。何故彼女は記憶を消して自らを危険に晒したのだろう
HC「俺は当時既に血族保護に動き出していたシェルターに身を寄せて、Aの保護と双子の救出に乗り出した」
またしても番外編：愛の巣・のにもす・ペットボトル←→←“回収”
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くたろまりあん(プロフ) - -Uさん» 最後の最後でやっぱり誤植(涙)おいでませ、神奈川へ← (2015年6月15日 15時) (
レス) id: 1ada648ea9 (このIDを非表示/違反報告)
-U(プロフ) - くたろまりあんさん» 操作！捜査して欲しいっ(←)僕、くたろと神奈川が好きです(←) (2015年6月15日 7時) (レス) id: 3d40d95859 (このIDを非表示/違反報告)
くたろまりあん(プロフ) - -Uさん» ありがとう窪田さすがだぜ！！……僕も窪田と新潟応援してる！！ (2015年6月14日 23時) (レス) id: 1ada648ea9 (このIDを非表示/違反報告)
-U(プロフ) - くたろまりあんさん» 窪田がむばったぞ☆くたろ、きみを応援しているよ♪ (2015年6月14日 23時) (レス) id: 3d40d95859 (このIDを非表示/違反報告)
くたろまりあん(プロフ) - Neveさん» お豆、危険なスイッチが入りましたユンギピンチです(笑)……クローゼットも頑張らなきゃだし、ここで終わっても微妙だし……悩む←……窪田と僕は数か所で同時に会話しているのだ(笑) (2015年6月14日 21時) (レス) id: 1ada648ea9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くたろまりあん
| 作成日時：2015年4月8日 18時
