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Tree Of Tears ページ36

レオ視点

いつの間にか気を失っていたらしい。起き上がるとそこには信じがたい光景が広がっていた
「……これは“何”だ?」
覚えているのは俺が機動隊の司令塔に発砲したのと同時に大きな地震が起き、壁や天井が崩れ床が落ちたところまでだ。だが俺は依然所長室にいる“らしい”
「……木、か?」
部屋の全体を太い木の根が覆い尽くし、その上からさらにツタが這っている。俺が撃った司令塔はそれらに絡めとられ壁に縫い付けられたまま失神している。抜けたはずの床も木の根が支えていて、俺の足にもツタが絡まっている。それらを剥がしながら注意深く立ち上がる
「………これがカミルの言うシェルター崩壊か?」
所長室を出てみるとどうやらこの奇妙な現象はシェルター全体に及んでいるらしい。お蔭で歩きづらく、シェルターの血族が足を取られて文句を言っている
誰の能力かはわからないが、規模から考えて相当な血族だ。でなければ―――
「……暴走、か」
と、そこへ無線が入る
N『テグン!テグナ無事か!?』
「あぁ、大丈夫だ。お前は?部下達に怪我は?」
N『全員無事、ジェファンもちゃんと保護してあるよ。時間になってもお前来ないから車で待ってたんだけど……凄い事になってる』
『テグンさん聞こえますか!?』
聞こえて来たAの声にほっと息を吐く
「怪我はないか?そこもジャングル状態か」
『えぇ……それより、ホンビン君も戻っていないんです。無線にも応じないし、どこかで負傷しているんじゃないかと』
俺はふと先程のカミルの言葉を思い出した
「いつまで持つかわからない、また崩れる前にシェルターを脱出しろ。俺はホンビンを探しに行く」
『でも……っ』
「思い当たる事がある。これは班長命令だ………ハギョン、頼むぞ」
俺は無線を切って木の根の上を慎重に歩く。ここにはホンビンも数えるほどしか来ていない。行ける場所は限られる
もはや階段とも呼べない物を滑る様にして降り、医務室に入る。どういうわけかこのあたりは多くの隊員が壁に縫い付けられている。奥に以前来た時はなかった扉を見付けた。隠し部屋の様だ
「……ホンビン!ホンビン無事か!?」
中には負傷した男が一人とカイミル、そしてミン・ユンギを抱きかかえながら涙を流すホンビンがいた。ユンギの様子に目を剥く
「ホンビン……“それ”は?」
HB「……ユンギが…僕のユンギが、死んだ」
ホンビンが声を震わせて言った

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くたろまりあん(プロフ) - -Uさん» 最後の最後でやっぱり誤植(涙)おいでませ、神奈川へ← (2015年6月15日 15時) (レス) id: 1ada648ea9 (このIDを非表示/違反報告)
-U(プロフ) - くたろまりあんさん» 操作!捜査して欲しいっ(←)僕、くたろと神奈川が好きです(←) (2015年6月15日 7時) (レス) id: 3d40d95859 (このIDを非表示/違反報告)
くたろまりあん(プロフ) - -Uさん» ありがとう窪田さすがだぜ!!……僕も窪田と新潟応援してる!! (2015年6月14日 23時) (レス) id: 1ada648ea9 (このIDを非表示/違反報告)
-U(プロフ) - くたろまりあんさん» 窪田がむばったぞ☆くたろ、きみを応援しているよ♪ (2015年6月14日 23時) (レス) id: 3d40d95859 (このIDを非表示/違反報告)
くたろまりあん(プロフ) - Neveさん» お豆、危険なスイッチが入りましたユンギピンチです(笑)……クローゼットも頑張らなきゃだし、ここで終わっても微妙だし……悩む←……窪田と僕は数か所で同時に会話しているのだ(笑) (2015年6月14日 21時) (レス) id: 1ada648ea9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くたろまりあん | 作成日時:2015年4月8日 18時

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