彼女は、 【モブサイコ100】

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モブside

「Aー、そういえばさ...
A？」

あれ、Aが居ない
もしかして置いて行っちゃったかな...

...なんだか嫌な予感がする
「...A？
,!!」

そこで僕が見たのは
赤黒い液体を少々被ってぐったりと地面に倒れているAと

...浮いているマンホールの蓋やら植木鉢が男を殴っている所だった

僕は今一度も超能力を使っていない
...ということは誰かが使って居るんだ

少し、声を低めて
「...やめなよ、人に向けて良い物じゃないよ」

ここには誰も見当たらないけれど、超能力を使ってる誰かに向けてそう言った。
すると、マンホールの蓋などは元あった位置に戻された

やっぱり聞こえてたんだな
『うぅーん、あれ？なんで私倒れてんだ？』

この血は、男のか。...Aからは超能力を使っている様子は見れなかった

目の前の惨劇を見て、Aは僕の方を向く
『モブが...？
いや、人に向けては、やらないもんね...』

「僕が来た時にはもうこんな感じだったから、他の超能力者がやったんだと思うよ」

にしても、誰がこんなに...？

動かされていたマンホールの蓋には、強い何かの欲求が込められていた

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