彼女は、 【モブサイコ100】

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あ〜
葵は帰ってきたけど、最近夜寝れないんだよなぁ
時刻を見ると3:56
普通の優等生なんかは寝る時間...葵も頭良いんだよなぁ

『はぁー
...最近頭がパンクしそうだよ』
そういやエクボ、消えたとか言ってたなー
気配は残ってるんだけどね...気のせいかな

コップに注いだ水を浮かせてみる
前よりかはコントロールできる様になったし、もう大丈夫かな

『おわぁっ!?
...あ』
水が爆発した...だと...
ああもう、どうしたらこうなるんだろう((

...水が浮かせられるなら、海も動かせるのかな
地震も起こせるし、天気も変えられるんだ
超能力で天変地異が起こせて、自由に操れるなら...

『...神に、なれる?
いやいやいや!何考えてんだろ...そんな訳...』
エ「それが、あるんだよなぁ」

...え?
『何でいんの?!死んだんじゃ?ってもう死んでるか...
除霊されたんじゃ?』
エ「まぁよぉ、それは置いといて...
お前さんよぉ、神になりたくはねぇか?」

『...神になったら、何が私の得になるの?
ましてや他人を消してまでなんて、嫌だよ』
エ「そりゃあ、世界平和なんて馬鹿馬鹿しいもんだって叶えられるんだぜ?」

でも、超能力を使ってまで神にはなりたくありません。人の上にズルをしてまで立ちたくありません。
私は、皆と一緒に居れれば良いんです。





...そんな純粋な夢小説のヒロインの様な事は、私は言えない
無理だとは思っていても、どうしても神に興味がでてしまう。そんな汚い本性を持ってるんだ。
人間は少しの欲で、いきなり悪にも変わったりもする。私も、律君やモブだってそうだろう...

『神様は、無理。
その前に力をコントロールする方法って無いの?』
エ「まず目を閉じて、体の力を抜いてみろ。」
とりあえず今まで考えていた事を捨てて、その通りにした。

...あれ?
『エクボ、何で憑依してんの?
もしかしてこのまま悪事を働くつもりだったんじゃ?』
なんとも言えない違和感。鏡を見るとほっぺに赤丸が付いていた。追い出せるかな...
エ「ち、ちげぇよ。ほら、その証拠に体も普通に動かせるし、超能力も普通に使えるだろ?」

あ、ほんとだ。試しにスプーンを曲げてみると、すぐに曲がった
...でも

思いきって超能力を体から出してみたら予想通り、エクボは押し出された。
エ「お、お前さんよう、何やってんだ?」

『...良いや、自分でコントロール出来る様にするし
律君のお手伝いしてんでしょ?』

そう言い、エクボを放置して寝た。勿論、バリアも張って、ね。

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