夏の空は君に似ている【 N . R 】２ (ページ37)

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⑧⑤ ページ37

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私の言葉を聞いて、固まる廉。

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「あ、えと.......その........なんか....ごめん」

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今の状況がやっと理解出来たのか

照れくさそうに前髪を触りながらそう言った

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『いや、別に、もう気にしないことにしたから。

避けるのもやめるから！

ね？約束！

........そんじゃ、私行くね！』

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カバンを持って教室を出ようとする。

「あの」

ドアの近くで立ち止まって後ろを振り返る。

「あのキスは.........

だからその.................うん........。

...................うん」

廉が言い出しにくそうに口をもごもごさせる。

なに？

また重ねちゃってごめんとか？

そんな言葉なら、聞きたくない。

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「ちょっとキスの寸止めしていじったろって

思ってんけど.....

なんか自分でもようわからんけど

.......止めれんかった...。

でも、一つだけ絶対言えるんは、

俺はもう重ねたりせん。」

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は、

なにそれ...........。

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そんなの聞いちゃったら、

期待しちゃうじゃんか。

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キス止めれなかったなんて、

好きだって言ってるようなもんじゃないの？

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いっそこのまま好きだよって言ってくれたら楽なのに。

期待だけして舞い上がっちゃいそうになるのが嫌だから。

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伝えたい...........。

......言いたいよ..............。

好きなんだよ、廉。

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