夏の空は君に似ている【 N . R 】２

�┃� - ren - ページ33

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最近、変な夢を見る。






夢っていうても、寝とる時だけやない。





普通に起きとる時にも


頭が急に痛くなって


その光景が頭に浮かぶ。






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__________小さい男の子と女の子。






二人で手を繋いで空を見上げている。





女の子と男の子の顔は、、、、

いつも、ぼやける。





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なんやねん、、



どこかで見たことある光景なんかって

思い返してみるけど



やっぱり、全然覚えのないもんで。





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考えるだけ無駄や、って


頭が痛くなったらその事を考えんようにする。



考えるんをやめることで

俺の頭は一瞬でスッとするけど

この夢の意味がわからんくて
イライラするし、モヤモヤする。





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それに、、、、



あいつがまた俺を避け始めたんにもイライラする。






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「うっざ....」




「何がうざいんですかね、お兄さん、」




顔をのぞきこんできて笑う山林。





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「だから、あいつが...」



「あいつって？」









「あ？




...............なんもないわ」





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「もしかして、神内氏のことですかな？」





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「は、、、、なわけないやろ、」




「嘘つけ嘘つけ、


さっきから目で追ってんじゃん〜」





「お前うざい」





少し睨んだら





頬をぷくっとして「おもしろくないな〜」

とか言うて、

また小声で話しかけてくる。






「最近、先輩と仲いいみたいだよ」





「ああ、おん」





「その反応は、、、西畑先輩だと思っておりますな！？」





「は？」





あいつに関係ある先輩なんて



あの童顔先輩の他におらんやろ。









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