薄桜鬼〜貴方を守れるならば

★健康診断★ ページ48

あれから二日。
山南さんの腕が完治したことは新選組に広がった。


腕がなおったこともあり、前までのトゲトゲしい雰囲気がなくなったのか、隊士達とも、以前のような関係に戻ったようだった






これで、




A「問題は伊東さんだけか…」



何かと突っかかってきている伊藤さんが幹部の間の空気を悪くしてるのは一目瞭然。


今はなおったから多少のことじゃ山南さんも動じなくなったけど、あいつは近いうちにきっと新選組に害をなす。


そんな気がするんだ。





伊東「もうっ、なんなのかしら！全く！！」






伊東さんが現れた。どうやらとても不機嫌のようだ。




A「どうしたんですか？伊東さん」




伊東「あら、匡君じゃないの、今お医者様が来ていて、私にあのむさくるしい男達の前で脱げと言うのよ？私が襲われたらどうしてくれるのかしら！」







たぶん誰も襲ったりなんかしないって。




A「お医者様？ああ、健康診断とかっていってたやつ…」


そういえば昨日、土方さんがいってたかもしれない。



(健康診断か…いろいろとめんどうだし、バックレるか。)





A「伊東さん、貴重な情報をどうもです。」



伊東「え、ああ、べつに…って、どこにいくの？」



後ろから聞こえてくるオカマの声を無視して門を出た。



伊東「そんなに私の体がみたかったのかしら…」









Aブルブルッ！！




「何だ？今の悪寒…」

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