薄桜鬼〜貴方を守れるならば

★見知らぬ男★ ページ4

男に突き刺さった刀をぬき、軽く血を
払ったあと、さやに戻した。


A「…………」

女の子「………」

A「……なぁ」


この沈黙を先に破ったのは俺だった。

A「こいつは、なんなんだよ」
女の子「……」


女の子は、黙ったままだった。


さっきの様子をみると、多分、この子はこの男がなんなのか知ってる。


(何も答えないとこをみると、多分言ってはいけないものかんだろう。)


(まぁ、深入りする必要も無いか…)


A「まっいいや。んじゃ、俺は行くから。もう襲われないように気を付け…」


??「あーあ。これ君がやったの？」

その声と、同時くらいに俺の首筋にひんやりしたものがあてられていた。

カチャ

??「動くな！背を向ければ容赦なく斬り捨てる！」


二人…か。
余裕だな。

俺がこいつらから逃げようと刀の柄に手をかけたとき、


女の子「土方さん！沖田さん！」


土方・沖田「千鶴！/ちゃん！？」


どうやらこいつらには千鶴と呼ばれている女の子が見えてなかったらしい。


土方「なんでおめぇがここにいやがる！屯所でまってろと言っただろうが！！」


千鶴「私も皆さんの役に立ちたかったんです！」


真っ直ぐに土方をみつめながら言う千鶴に、土方はばつが悪いように


土方「っ…はぁ…ったく仕方ねぇ。でもあぶねぇことに首突っ込んであんまり心配かけんな！わかったか！？」


千鶴「はい！！」


沖田「で、土方さん？この子どうするのさ。いっそここで斬っちゃう?(ﾆｺｯ)」

こいつ、笑いながら斬るとか言ってるよ………


土方「総司やめねぇか！」


沖田「怒んないでよ土方さん♪だってどうするんですか？この子見ちゃったんだし♪」

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