遥の幼馴染はボウフウリンのお姫様２ (ページ46)

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長「オレは

杏西にひどいことをした、、取り返しのつかないことをたくさんした。
そんなオレに

助けてもらう価値なんてな、、アダっ！」

顔を上げた長門君のおでこを私は少し強めにデコピンした

『そんな事、言っちゃダメ
君が例えそう思ったとしていても、杏西君はボロボロになってまで君を救おうとしたんだよ

そうだよね、蓮？』

私は長門君の背中を撫でながら、蓮の顔を見た

梶「どれだけ自分が勘案しても、相手が同じように思うとは限らねぇ

良くも悪くもな」

蓮が話し終えると、長門君は涙を流した。

長「なんでそんなに優しいんですか

なんでそんなに強いん、、ですか」

長門君は弱々しい声で言った。

その後、杏西君から

「何故、キールに入ったのか」

全ての始まり、その出来事の話を語った。

中学卒業後、杏西君とLINEのやり取りをしている時に

男の子１人相手に大人数でカツアゲされている所を目撃。

正義感の強い長門君はそれに無視が出来ず、助けに向かったらしいのだが、

長門君は喧嘩が出来るほど強くないため、一方的にやられてしまった。

そんな、絶体絶命のピンチに助けてくれたのが、

「名取慎吾」長門君をキール入りさせた張本人だった。

名取は長門君の正義感ある行動に感動してキールに招待したのだが、

それは罠であり、本当は、都合に良さそうカモだったから招待されたのだと、、

どんだけ酷いチームなの、、これ以上酷くなる前にやってて良かったかも、、

それに、長門君に関しては、本当に頑張ったねとしか言えないなぁ、、

助けれてよかった、、けど、、何かおかしい気が、、するんだよねぇ、、

戦ってる時、時々懐かしくて、でも嫌な視線を感じて、、気のせい、だよね

ーーー

杏「、、あっ！ちょっ！Aちゃん！これ、オレ枕にしてた！

ごめん、血ぃ付いてるし、シワできちゃってるし、マジ！ごめん！新しいの渡す！」

『あっ、ほんとぉだ
全然平気、新しいのたくさん持ってるから、気にしないでいいよぉ〜』

杏「マジ天使すぎだろぉ！！

じゃあこの制服、こっちで処分するわ」

『うん、お願いしますし、ありがとう』

その後は、疲れで寝ちゃった秋ちゃんを元気いっぱいな大河がおんぶして

そして、何故か私まで、二番目に元気なみっちゃんにおんぶしてもらった

『お、、重くない？』

桐「全然、軽いくらいだよ、もっとご飯食べなよ？」

流石、モテ男様、女の子の扱い上手だなぁ、、