決着 ページ45
『上はなんとかなるしだいじょぉぶ、皆に京ちゃんもありがとぉ
それにさ、喧嘩後って大体こんな感じだし、心配しなくても怪我とかなんてすぐ治るよ
それより、杏西君の所に行って起こさないと』
私の回答に不満があったのか納得のいかない表情をしながら杏西君の元へ一緒に向かった。
京ちゃんのブレザー大っきいからいい感じに隠れてくれるなぁ
『なんか全然起きないねぇ、、
もしかして、頭から落ちちゃってたから死んじゃってるんじゃぁ!!』
着いてから5分経過したが、起きる気配のない杏西君
梶「馬鹿、脳震盪とかだろ
ぶっ叩いてやれば起きるだろ」
『それ一番しちゃいけないやつだし、なに脳筋発言してるのよぉ!
はぁ、杏西君、起ーきぃてー、お寝坊さんだよぉー』
杏西君の耳元で優しく囁きながらほっぺをツンツンすると、
「んぅ」っとうなり声をあげながら瞼を開けた。
全[(杏西の奴、、羨ましい!!)]
杏「天、使?、、って!Aちゃん!
え、、あ、なにがどうなって、、」
杏西君は頭をぶつけたことでなのか、寝起きでなのかで色々と混乱していた。
『安心して、喧嘩は終わったよぉ、私達の勝利!』
ピースサインを向けて言うと、理解したのか安心したような表情と、申し訳無さそうに
「ごめん」と言った
榎「よう、大丈夫か?」
杏「って先輩!?な、なんで、、」
榎「何でって助っ人だ、決まってんだるぉ」
榎本先輩たちの姿を見て驚いた顔をする。
榎「おるぁ目ぇ覚ましたぜ、ちゃんと話せ」
榎本先輩に押されて前に出てきたのは、キールの服を着た、
杏「な、、長門、、」
長門君だった。
私は空気を読んで、静かに杏西君から離れ、ハルの隣へ移動した。
長「なんでこんなことしたんだよ、、
関係無いって、、口出しするなっていったじゃないか
オレなんかのためにこんな
桜「あ''?
ふざけたこと言ってんなよ、何勘違いしてんだ
誰がテメェの為にやったっつった」
ハルは長門君の言葉を遮ると少しドスの利いた声で言った。
桜「オレがあのクソ野郎にムカついたから、勝手にこうしただけだ
土屋って女はお前を助ける力がないって泣いてた
杏西はお前を助ける為に、ボロボロになったってのに、お前は頭すら上げられないのか
助けてもらいたくなかったらよ、理由を言えばいいじゃねえか
杏西はお前の方向いてんのに、
お前本当にそれでいいんだな!?」
ハルの言葉を聞き、地面を見つめて黙り込む長門君
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作者名:アニメ好き | 作成日時:2024年2月16日 4時