守るべきもの 貴方side ページ43
キール達はお互い顔を見合わせ首を縦に振り、覚悟を決めたのか一斉に襲いかかってくる。
あの三人は強い為、10人程度の敵に、私が援護するまでもないだろう
私は秋ちゃんを支えながら立ち上がらせる
『秋ちゃん、だいじょぉぶ? 立てる?』
秋「Aちゃん、、ごめん、あの、オr『あっ!ゆうちゃん、ごめんけど、手ぇ貸してもらっても良いかな?』
この時、周囲は雄叫びで、何かを言おうとした秋ちゃんの声に私は気付くことはなかった。
そして、ゆうちゃんの手伝いもあり、秋ちゃんを外へと連れ出すことが出来た。
秋「す、、すみません、Aちゃんに、、楠見さん、、」
『全然!怪我してるんだし、ここにいて』
隣に居たゆうちゃんも両手を上下に振り「ここにいてね」とだけ伝え、倉庫の中へ走っていった。
『じゃぁ、私も行くねぇ?ここに居れば中より安全だと思うから!』
秋ちゃんは下を向いて黙っておりどんな表情をしているのかはちゃんとは分からなかったが、
私は手を優しく掴んだ。
『秋ちゃんの、あのタックのお陰で助かった人はいっぱい居るんだよぉ?
それだけじゃない、秋ちゃんが入手した情報も蓮達に連絡してくれたの秋ちゃんだよね?
だから、だからさ、
そんなに自分を追い詰めないで、、欲しいな、それじゃぁ言いたいこと伝えれたし、行ってくるね』
最後に頭を撫でて秋ちゃんの元を離れた。
ーーーーー
「女だからって調子のんじゃねぇぞ!!」 「ちょこまかと、逃げんな!!」
怒りの声と共に、ブンブンと振り回してくる鉄パイプを上手く避け、
その辺に転がっていた石を拾い序に砂も一緒に、相手の顔に向けて投げた。
石は道具で弾かれたが、砂は目に入ったのだろう、痛みで動きが鈍っている時を狙い
バックスイーブで横っ腹を蹴り、その他の敵には一気にナラボンで倒した。
『ちょっ、!ほんとぉ、いつになったら終わるっ!の、!よ!!』
まだまだ来る敵に私はだんだんと体力がなくなっていく。
それでも頑張ってお相手していると、ハルと蓮の姿が見えた。
ハルは別の相手と戦っているのにも関わらず蓮が割り込みしているのが見えた。
なにしてるん!?そう思いながら二人を見ている途中に、
侑凛君1人で二人相手をしていて、どう見ても危機的状況だった。
柿「クソっ!!」 「これでお前は終わりだぁ!!」
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作者名:アニメ好き | 作成日時:2024年2月16日 4時