杏西くん ページ31
『よし!消毒完了!杏西くんさ、なんで怪我をして路地裏で倒れてたの?何かあったぁ?』
あのあと、おばちゃんの声によって目が覚めた杏西くん
傷の手当などをするため、今、私達はおばちゃんのお店の中に居る。
杏「ありがとう!いや〜それがよー、こーんなでっかい熊みたいな犬に追いかけられて、あそこに隠れてやり過ごしたんだけな、安心したら寝ちまったみたいで、、
声かけてもらわなかったら、夜まで寝てたわー」
杏西くんはそう言っていやー参ったなぁっと自嘲の笑みを浮かべた。
その話を聞いていた大河は、その熊は何処に行けば会えるやろか、ぜひとも手合わせをなんて
お馬鹿なことを言っていた。
『大河、熊じゃなくて犬ね、それにそんな大っきい犬が居たら今頃、街なか大パニックだよ。
でもその話が本当なら、猟師さんとか呼ばないといけないねぇ』
桜「はぁ?嘘に決まってるだろ。
あのなぁおめー、つくならもっとマシな嘘つけよな」
呆れながら言うハル
秋「そっすね!桜さんが分かるほどバレバレです。」
蘇「何でも信じちゃうあの桜くんがね」
桜「お前ら、一回表出ろ!!」
あの三人仲いいな〜なんて思っていると、隣りに座っていた杏西くんが本当になんでも無いよと言って、立ち上がり、用があるからと、バタバタしながら急いで靴を履いて店から出て行こうとする杏西くん。
そこへ、おばたんが来て、
お「もう少し休んでいったら?」
と、言っても杏西くんはへーき、へーきと返事した。
やっぱり、何かあったのかなぁ、、
私は気になったので、杏西くんに聞こうとしたら、
蘇「杏西君、キールとなにかあったの?」
ハヤトが率直に言い放った。
杏「、、、、、な、、なn、なんのことーだ、、お?」
全((わかりやすすぎるだろ))
流石にウソつくの下手すぎない?
杏「あぁ!もしかしてビール!?
ビールなんかあったかこの店、、って酒は20歳になってからだぞ〜!
んじゃおばちゃんオレ行くわー
お前らもまたな!」
杏西くんは、ほっかむりをかまし店から出ていくと、おばちゃんが顔を出し、ビニール袋に入っていたご飯を渡そうとしていたが、間に合わなかった。
『行っちゃいましたねぇ、、』
お「揚げたて食わしてやりたかったんだけどねぇ、風鈴の子にはいつも助けてもらって、、
感謝してもしきれないってのに。
あんたらも好きなもん食べていきな」
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作者名:アニメ好き | 作成日時:2024年2月16日 4時