遥の幼馴染はボウフウリンのお姫様２ (ページ30)

今日:36 hit、昨日:966 hit、合計:44,582 hit

キールページ30

柘「なぁなぁ！今日は見回りもあらへんし、皆でまっするぱわー行かへん？
新メニューが出来たらしんや」

秋「おぉ！いいですね！」

桜、蘇、桐「オレパス」

『私は新メニューによるかなぁ、あそこのお店結構美味しいからなぁ、行ってみるだけ行こうかな』

私がそう言うと、あきちゃんと大河は嬉しそうにしていた。

『今日のみっちゃんの髪型かぁいいねぇ、自分でだよね？器用だね』

桐「そうかなぁ〜、後でAに同じのしてあげる〜」

お揃いだねぇ、ヤッター！っと言いながら、皆と一緒に街を歩いていると、奥から男だろうか、三人組が周りをキョロキョロしながら歩いてくる。

フードを深く被ってるし、不審な動きしてるし、怪しい人達だなぁ、、

不審な人「だめだ、いねぇな、、、街の奥まで入ると面倒だぞ」

不「わかってる」

『おにーさん達、なにか探しものぉ？』

私の急なご登場に少しだけ驚いた様子を見せる怪しい人達

桜「そうなのか？だったら、手伝うぜ？」

そう言うハルの横顔を見ながら、級長らしぃ顔になったなぁなんてのんきなことを考えていると、
目の前に居た怪しい人達が、喋りだした。

「あっ！君達、風鈴生徒と、そのお姫様じゃん、あーいやいや、よかったー
ちょーど探してたんだあんたらを、、
でも君らの、、、、誰でもないなー」

そう言って、ニタァっと気味の悪い笑みを浮かべると、じゃあね、と言い、背を向けて何処かへ行ってしまった。

秋「あ、あのマークってもしかして」

蘇「うん、白のジャケットに青の竜骨KEELだ。」

『キール？どんなチームなの？』

蘇「オレも詳しくないけど
規模はそれほど大きくないらしい
でも雰囲気通りいい噂は聞かないチームだ」

『誰かを探してるようだったし、その、キールって言うチームに関わりのある人って、風鈴に居るかなぁ』

「ワシあんなやつ知らんで」

「ほんと、誰探してたんだろう、、」

怖いなぁ、ヤッパリ居るんだよねぇ、あーゆうや「キャァァアァァァ！」誰かの悲鳴！！

「ちょ、ちょっとあんた大丈夫かい！？
お父ちゃん！お父ちゃん大変！」

おばちゃんが路地裏の方を見ながら、誰か居るのだろうか、大声で呼んでいた。

私達も急いで駆け寄り、路地裏を覗き込むと、そこには

秋「あ、、杏西さん！？」

同じクラスの安西くんが、顔などを怪我して、壁に寄りかかり眠っていた。